「楽天カードってポイントたくさん貯まるから欲しいなー。審査甘いって聞いたけど、ブラックリストでも作れるのかな?」
...今回はこういった疑問に答えていきます。
クレジットカードの中でもトップクラスの人気を誇る楽天カード。ポイントの貯まり方もすごくて、ときには還元率が10%以上になるときもありますよね。
さて、楽天カードはポイント還元率が高いのと同時に、審査に通りやすいカードとも呼ばれています。ということは、ブラックリストでも誰でも作れたりするのでしょうか?
楽天カードを作りたいけど、審査が不安...という人は参考にしてください。
楽天カードは誰でも作れる...というわけではない
まず結論から言うと、楽天カードは誰でも作れるわけではありません。入会には審査があり、ブラックリストだと99.9%落ちてしまうでしょう。
私も「ブラックリストだけど通るんじゃないか?」...と楽天カードを何度か申し込んだことがありますが、すべて否決されてしまいました。
もしもネットで「ブラックリストだけど楽天カードを作れた!」という口コミを見たら、ガセ、もしくはその人が相当ラッキーだったと思ってください。
- 間違い:楽天カードはブラックでも誰でも作れる
- 正解:楽天カードはブラックだと99.9%無理
あとで説明しますが、ブラックリストでも楽天カードが作りやすい時代がありました。ただし今は信用情報にキズがある人には相当ハードルが高くなっています。
ブラックリストではない普通の人の楽天カードの審査基準については以下の記事を参考にしてください。
楽天カード社が発行しているカードはすべてブラックリストだと絶望的
楽天カードは楽天カード株式会社が発行、運営を行っています。つまり1つの楽天カードに落ちてしまうと、他の楽天カード社が発行するクレジットカードはすべて通らないということです。
楽天カード社が発行のカード名 | 審査難易度 |
楽天カード | ✕ |
楽天PINKカード | ✕ |
楽天ゴールドカード | ✕ |
楽天プレミアムカード | ✕ |
楽天ANAマイレージクラブカード | ✕ |
楽天銀行カード | ✕(別記事での解説あり) |
※ 審査難易度はすべてブラックリストの場合
ひとくちに「楽天カード」と言っても、上で書いたように複数のクレジットカードが発行されています。たとえば「楽天カードには落ちたけど、楽天ゴールドカードなら作れるかも?」...ということはありえません。
- 間違い:楽天カードがブラックリストにきびしい
- 正解:楽天カード社がブラックリストにきびしい
厳しい言い方になりますが、1つのクレジットカードに落ちてしまったら、いまはその企業の他のカードすべてに通らないと考えてください。一般的に考えて、同じカード会社が特定のカードの審査だけを甘くしている...なんて考えにくいですもんね。
カード会社は審査落ちした人のデータをそのまま持っている可能性が高いから、何度申し込んでも跳ね返されるかもね....
楽天カードの審査はブラックリストでなければ難しくない
このようにブラックリストだとまず作れない楽天カード。しかしカード申し込みの条件はそこまでハードルが高くありません。
ブラックではない普通の人が申し込めば絶対とは言わないですが、審査に通るのはそこまで難しくはないでしょう。たとえば公式サイトに書かれている楽天カードの申し込み条件はこちら。
高校生を除く18歳以上の方であればどなたでもお申し込みいただけます!
※審査の結果ご希望に添えかねる場合もございます。あらかじめご了承ください。
審査の条件については、たったこれだけ。まとめると楽天カードは「高校生以外の18歳以上であれば年収・就職の有無を問わず誰でも申し込める」といえます。
カードの審査は年収、勤務先、クレジットカードの利用状況などで判断しますが、楽天カードはそこまで細かい条件はないので審査は難しくないといえます。申し込みのハードルの低さも、人気の理由なのかも知れません。
- 条件の細かいクレジットカード:特定の人しか通らない
- 楽天カード:多くの人に作れるチャンスがある
カード会社は「支払いの延滞」リスクを恐れている
ネットの口コミを見ていると、ちょっと審査に不安のある人でも楽天カードを持つことができています。審査の通りやすさの目安を表にしてみました。
属性 | 難易度 |
会社員・役員 | ◎ |
公務員 | ◎ |
契約社員 | ◯ |
派遣社員 | ◯ |
アルバイト・パート | ◯ |
個人事業主 | ◯ |
専業主婦(主婦) | ◯ |
年金受給者 | ◯ |
学生(高校生を除く) | ◯ |
無職 | ✕(参照記事) |
家事手伝い | ✕ |
ブラックリスト | ✕ |
...無職やブラックリストでなければ作りやすいカードですね。
ただし、カード会社は「支払いの延滞」のリスクをとても恐れています。だからこそ、ブラックリストが楽天カードを作るのはとても難しいのが現状です。
誰でも作れるクレジットカードは存在しない
延滞のリスクがある以上、クレジットカードの申し込みでは必ず審査があります。誰でも作れるクレジットカードなんて存在しないんです。
もしもブラックでも誰でも審査なしで作れるクレジットカードがあるなら、延滞が多すぎてあっという間にカード会社の経営がショートしてしまうでしょう。こちらの記事でも詳しく解説しています。
ブラックでも審査の甘いクレジットカードはある:
ブラックリストでは大幅にカード、ローンの可決が制限されますが、すべてのクレジットカードが持てないというわけではありません。
上でも書いたように「誰でも作れるカード」は存在しませんが、下記の記事で紹介しているカードはブラックでも作れる可能性がある数少ない1枚です。
楽天カードの審査に通る自信がない...という人は、ぜひこのカードにチャレンジしてみてください。
2018年から楽天カードの審査のハードルが上がった?
ブラックリストには審査がきびしい楽天カードですが、以前はブラックでも審査を通してカードを発行してたようです。
2ちゃんねるでは一時期、「楽天カードは利用限度額を5万円にしてブラックにも発行させてた」って体験談がかなり目立ってました。楽天カードも自社のシェア拡大のため、ちょっと属性が怪しい人にもどんどんカードを発行してたみたいですね。
しかしこれは私の推測ですが、どうやら「2018年」から楽天カードはブラックに対して審査のハードルが上がったような気がします。
- 2018年まで:ブラックでも楽天カードを作れるチャンスがあった
- 2018年以降:ブラックでは楽天カードを作れるチャンスはまずない
審査をきびしくしたのは楽天カードのブランド価値を上げるため?
その推測の元になったのがコチラの出来事です。
内容をカンタンに説明するとこうなります。
楽天カードから、
「ウチのアフィリエイト広告を紹介してる人は、今後『楽天カードは審査が甘い!』みたいなPRワードを使うのはやめてね」
という内容の忠告のメールが来ました。怖すぎ。
...このメール、「楽天カードは自社のブランド価値を上げるために送ったんじゃないか?」と私は推測してます。ブラックリストにもカードを発行させているのは、「ブランド価値」としては良くない状態です。
ブラックだと再び支払いを延滞する可能性が高いので、そんな人にクレジットカードを作るのは効率よくありません。支払いの督促で、時間と人件費のコストだって多くかかりますからね。
審査レベルをある程度上げれば、ユーザーの質も高くなるし、ブランド価値も比例していきます。「ブラックに対しては審査を厳しくするぞ!」という考え方になるのも、仕方ないですね。
だから楽天カードは「選ばれた人のみにカードを発行する」方向に舵を切ったとも十分考えられます。
ブラックリストで多重申し込み・総量規制の対象者はより厳しい
では実際、最近の楽天カードはブラックリストに審査を厳しくしているのでしょうか?
上でも書きましたが、私も楽天カードの申し込みをして落ちてしまい「やっぱりブラックに審査きびしいな...」と感じています。
ただし私が審査に落ちたのはブラックリストに加えて、
- 多重申し込み(別のカードの申し込みから半年以内に申し込んでいる)
- 総量規制(年収の3分の1以上カードを作れない)に引っかかった
...この2点も大きく関係しているんじゃないかと思います。
申し込みの時点で、すでにクレジットカード2枚持っていてカードローンも約50万借りてました。だから普通に総量規制でアウトなはず。
だから、「ブラックだが半年以上カードを申し込んでおらず、総量規制にも余裕がある」人ならもしかしたら楽天カードを発行できるかも知れません。まあそれでもやっぱり落ちる可能性は高いので、申し込みは自己責任でお願いします。
おわりに:ブラックでも楽天銀行デビットカードは審査なしで作れる
以上、ブラックリストだと楽天カードの審査はめちゃめちゃきびしいよ...という内容でした。
楽天カードはポイント率もかなり高めなのでオススメのクレジットカードです。しかし現役ブラックの人は履歴が消えるまで申し込むのは諦めたほうがいいかもしれません。
またブラックリストでも審査なしで発行できる『楽天銀行デビットカード』もおすすめ。詳しくは下記の記事にまとめてます。
ポイント還元率は普通の楽天カードと変わらないので、興味がある人は参考にしてください。本日は、以上です!