「クレジットカードを作りたいけど、申し込みがいろいろ分からなくてとまどうなー...」
...今回は、クレジットカードの申し込みによくある疑問に特化してQ&A形式で書いていきます。
私はクレジットカード勧誘のバイトで、10ヶ所以上の現場で働いてきました。
関連記事:クレジットカード受付のバイトの評判は?ノルマはあるけど楽な仕事!
そこで分かったのが「お客さんからの申し込みの質問は、どのクレジットカードでもだいたい同じだ」ということ。ポイント還元率やサービス内容などはそれぞれ違いますが、申し込みの手順はどのカードもほぼ変わりません。
カードの申し込みでわからないことがたくさんある...という人は、この記事を参考にしてもらえると幸いです。
Q.クレジットカードはどうやって申し込むの?
クレジットカードを作る方法には、主に3つのパターンがあります。
- パソコンで必要事項を入力して送信
- 申込書に必要事項を入力して郵送
- 申し込み窓口や特設ブースで申し込み
ほとんどのクレジットカードはパソコンから申し込みが可能です。作りたいカードの公式サイトから専用ページに行くと手続きができます。
ただしごくまれに「申込書の郵送のみ」のカードがあります(OSAKA PiTaPa JCBなど)。かなり面倒ですが、どうしてもそのカードが欲しい場合はコールセンターなどから申込書を取り寄せてください。
私が勤務しているバイトのように、スタッフを派遣して受付しているクレジットカードもあります。
「入力ミスを防げる」「ノベルティがもらえる」などのメリットがあるので、入力間違いが不安...という人はこうした窓口を利用してもいいでしょう。
Q.申し込みや解約にお金はかかるの?
クレジットカードの申し込みでかかるお金は「年会費」だけ。
入会金、発行手数料、解約手数料、これらは原則一切かかりません。
年会費について表にしました。
年会費 | 内容 |
無料 | 年会費は発生しない(0円) |
有料 | 年に1度年会費が引き落とされる |
条件付き無料 |
年に一定の額 / 回数を利用すれば無料 (利用がなければ年会費が発生) |
今は楽天カードやリクルートカードなど、年会費がずっと無料のカードが増えています。カードの維持費にお金をかけたくない...という人は、それらのカードを申し込むことをオススメします。
関連記事:クレジットカードの解約って解約金や手数料を請求されるの?
Q.VISA、MasterCard、JCBの違いを教えて
クレジットカードを作るときは、だいたいVISA、MasterCard、JCBの3つの国際ブランドのどれかが付いてきます。
結論から言うと、日本国内でカードを使うならどれを選んでもほぼ一緒です。
例えば地方のマイナーな飲食店で「VISAカードのみ利用可能」というケースもあるかもしれません。しかし大手飲食チェーン、コンビニ、スーパーは原則どの国際ブランドでも買い物ができるので安心してください。
ただし、海外でもよく買い物をするのであればVISAかMasterCardを選ぶことを強くオススメします。
決算レポート会社「ザ・ニルソン・レポート」によると、世界シェアはVISAとMasterCardが圧倒的です(引用元はコチラ)。
ブランド名 | 世界シェア |
VISA | 約56% |
MasterCard | 約26% |
JCB | 約1% |
JCBは日本発の国際ブランドなので、日本国内ならまず困りませんが、海外で使うとなるとかなり不便ですね...。
また、同じカードでもブランドによって「締め日・引き落とし日」が違うことがあるので気をつけましょう(ブランドによって発行する会社が違うから)。
Q.申し込む前に審査の可否を知りたいんだけど?
...残念ですが、申し込み前にクレジットカードの審査に通るかどうかを確かめる方法はありません。
カード会社は申し込んだ人の以下の情報を元にして、カード発行するかどうかを判断します。
- 名前
- 生年月日
- 住所
- 勤務先
- 借り入れの有無
- 延滞の有無...etc
また信用情報機関(CIC)に登録されている、その人の情報(きちんと返済しているかどうかなど)も一緒に照らし合わせて審査をするので、カードを作れるかどうかは申し込まないと分からないんです。
Q.審査結果はいつ分かるの?
カードの種類にもよりますが、早ければ「申し込み当日」、遅ければ「約1ヶ月後」には審査結果は判明します。
ただし、申し込み当日に審査結果が分かるのは一部のカードのみ。エポスカード、セゾンカードなど即日発行に対応しているもの、あるいはYahoo! JAPANカードなど審査のスピードが早いカードがあてはまります。
平均的にはネットで申し込みが完了した場合、約1週間で審査結果が判明、そこから更に1〜2週間でカードが到着します。
Q.申し込みに必要なものを教えて
申し込みに必要なものは2点。
- 現住所の載っている本人確認物
- 銀行口座や印鑑
この2つがあれば原則誰でもクレジットカードをつくることができます。
ただし現住所が違う場合や、カード会社によっては「顔写真付きの本人確認物」を持っていない場合、別途で「公共料金の領収書」などを提出することがあります。
本人確認物 | 顔写真の有無 |
運転免許証 | あり |
パスポート | あり |
マイナンバーカード | あり |
住民基本台帳カード | 原則あり |
在留カード | あり |
健康保険証 | なし |
国民年金手帳 | なし |
身体障害者手帳 | なし |
住民票の写し | なし |
「現住所の一致する運転免許証」を持っておくのがベストです。
また銀行口座は、口座振替用紙への捺印が必要です。ただ、いまはネット申し込みでそのまま口座設定ができるカード会社も増えています。
Q.審査結果はどうやったら分かるの?
多くのカード会社は、審査結果の通知を以下のようにしています。
合格:直接カードを自宅に送る
否決:メールや郵便で審査結果を伝える
楽天カードなど、一部のカード会社は審査の進捗をネットで見られるようになっています。
また、アメックス社に関しては合否に関係なくまずは郵送で結果が送られてくるので、こまめにポストをチェックしておきましょう。
関連記事:超ブラックでも作れるクレジットカードは?あのカード審査甘すぎる!
Q.クレジットカードは何歳から申し込めるの?
日本では、「(高校生を除く)18歳」からクレジットカードを申し込むことができます。
ただし、未成年の学生は親権者の同意が必要になることがほとんどです。確認の電話などがかかってくるで、同意をもらってください。
この親権者の同意するパターンはカード会社によって違うので、私のバイト経験も含めて以下の表にまとめてみました。
現在 | 親権者の同意 |
学生(未成年) | ほぼ必要 |
労働者(未成年) | カード会社による |
学生(成人済) | カード会社による |
学生(社会人学生) | ほぼ不要 |
Q.銀行口座は家族や配偶者のものを登録できる?
...残念ながら、クレジットカードに登録する銀行口座は原則「本人名義」のみ。
ただしセゾンカード、ポケットカードなど一部のカードは配偶者や家族の口座でも登録ができます。
関連記事:夫(配偶者)の口座で引き落としできる?可能なクレジットカード4選
Q.カードの締め日と引き落とし日はいつ?
クレジットカードの締め日と引き落とし日で多いものがコチラ。
締め日 | 引き落とし日 |
毎月15日 | 翌月10日 |
毎月末日 | 翌月27日 |
毎月20日 | 翌月10日 |
毎月末日 | 翌々月1日 |
カード会社ごとに設定は違いますが、だいたいこのパターンが主流です。
ほとんどのカード社は締めから支払いまで1ヶ月ぐらいですが、セゾンカードのように2ヶ月と長いものもあります。
また10日や月の後半に支払いのカードが多いので、「もっと早い引き落とし日がいい!」...という人は、コチラの記事も参考にして下さい。
関連記事:引き落とし日が月初めのクレジットカード!給料日後にしたい人向け!
Q.申し込みで落ちた理由を教えてほしい
クレジットカードの審査に落ちてしまっても、その理由をカード会社は教えてくれません。
コールセンターで粘り強く交渉しても、答えが返ってくることは決してないでしょう。
ただし、クレジットカードの審査は水物なので、前回はダメだったが今回はあっさり可決!ということ普通にあります。
- 間違い︰1度落ちたカードはその後も落ち続ける
- 正解︰審査に落ちても再申し込みで可決することもある
どうしてもそのカードが欲しいなら、半年ほど空けてもう1度申し込んでみましょう。
関連記事:クレジットカードの審査落ちで申し込み履歴は半年で消えるって本当?
おわりに
...以上、クレジットカードの申し込みに特化してQ&Aを作ってみた!...という記事でした。
クレジットカードに馴染みがない人は、申し込みで不安になることも多いと思います。
この記事を読んで緊張をほぐして、カードを作ってもらえたら嬉しいですね!
本日は、以上です!