「イオンカード欲しいんだけど、無職でも作れるのかな?CMするぐらい有名なら審査も甘そうだけどなあ...」
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
毎月20日と30日の5%オフキャンペーンが有名なイオンカード。これ以外にもイオンで使えるオトクな特典がたくさんあり、人気の高いクレジットカードです。
...では、イオンカードは無職でも作ることができるのでしょうか?無職にもいろいろな種類がありますが、この記事での無職というのはニートや求職者など、「仕事をしておらず収入もない人」のことを指します。
広告もバンバン出されているので何となく審査が甘いイメージがありますが、それが本当かどうか調べてみました。
イオンカードは無職では作れず申し込みもできない
まず結論からいうと、イオンカードは無職では作ることができません。というよりも、そもそも申し込むことができません。
下記のイオンカードの申し込み条件には「安定した収入があること」といった指定はありません。ただし実際は本人もしくは扶養者に何かしらの収入源があることが前提になるということですね。
- 18歳以上で電話連絡可能な方なら、お申込みいただけます(高校生は除きますが、卒業年度の1月1日以降であればお申込みいただけます)。
- 未成年の方は親権者の同意が必要です。後日確認のお電話をさせていただきます。
- 審査によりお申込みの意に添えない場合がございます。
引用元:http://www.aeon.co.jp/creditcard/lineup/aeoncardwaon.html?tmid=pc_cardlist_aeoncardwaon_spec
無職の定義によってはフリーター、専業主婦(主夫)、学生、年金受給者といった人たちも含まれることがあります。
ただ、こういった方はイオンカードに申し込むことはできるので安心してください。
- 無職:イオンカードには申し込めない
- フリーター:イオンカードには申し込める
- 専業主婦:イオンカードには申し込める
- 学生:イオンカードには申し込める
- 年金受給者:イオンカードには申し込める
もちろん絶対に審査が通るわけではありませんが、申し込み条件もそこまできびしくないので、収入さえあれば作りやすいカードだとは思います。
イオンカードの申し込みには無職に当てはまる項目がない
下の画像はイオンカードの申し込み画面を引用したものです。「ご職業」には6つの項目がありますが、無職では当てはまる選択肢がありません。
無職に当てはまる項目がない(引用元:イオンカードセレクトの申込画面より)
サラリーマンの人は「会社員・公務員」、大家さんやフリーランスの人は「自営業」を選べばいいですが、収入がない無職だとこれ以上は申し込みが進めないのでイオンカードは作れない...というわけです。
- 収入のある人:当てはまる選択肢から申し込みが進める
- 収入のない無職の人:当てはまる選択肢がないので申し込みが進めない
そしてどのクレジットカードにもあてはまりますが、職業の項目は必須なので飛ばすことはできません。無職がイオンカードをつくるとき、ここが大きな壁になります。
ちなみに虚偽の勤務先を書いても在席確認でカード会社にバレちゃうから絶対にやめよう!
無職で申し込めるカードもあるけど、やはり審査はむずかしい:
同じくCMでよく見る楽天カードは、一応収入のない無職でも申し込めるクレジットカードになっています。
ただ明確に「無職」という選択肢があるわけではなくて、「お勤めされていない方」という項目から申し込みを進める...という感じです。
ただし楽天カードも無職で審査に通るのはかなりむずかしめ。というよりもカード会社は「支払いの延滞」を嫌がるので、安定した収入のない無職だとかなりハードルが上がってしまいます(こちらの記事も参照)。
- 正社員:カード会社からの信用は高い
- フリーターや自営業者:カード会社からの信用はそこそこ
- 無職:カード会社からの信用は低い
もちろん無職でも状況によってはカードが作れるときもありますが、基本的にはまず審査に通らないと考えておきましょう。
無職がイオンカードを作るためにした方がいいこと
では、無職がイオンカードを持つことがむずかしいのであれば、どうすればいいのでしょうか?3つの対策をまとました。
- 就職する
- 家族カードで作る
- 審査なしのデビットカードを作る
それぞれザッと解説していきますね。
就職してからイオンカードを申し込む
ベストな解決方法として、就職してからイオンカードを作ることがおすすめです。
もちろん就職してもカードの審査に通るかはわかりません。しかし収入がない状態よりもイオンカード側の心証はよくなるでしょう。
別に就職といっても、正社員にこだわらなくてOK。上での選択肢でもわかるように、派遣社員、契約社員、パート、アルバイトなどでも大丈夫です。
雇用形態ごとのクレジットカードの通りやすさはだいたいこんな感じ。
雇用形態 | カードの難易度 |
会社員・役員 | ◎ |
公務員 | ◎ |
契約社員 | ◯ |
派遣社員 | ◯ |
アルバイト・パート | ◯ |
個人事業主 | ◯ |
専業主婦(主婦) | ◯ |
年金受給者 | ◯ |
学生(高校生を除く) | ◯ |
無職 | ✕ |
家事手伝い | ✕ |
ブラックリスト | ✕(参照記事) |
もちろんクレジットカードごとに細かく変わるものの、無職や家事手伝いのように収入がなかったり、あるいはブラックリストのように過去に延滞経験がなければそこまで作るのは難しくありません。
くり返しますが、無職にもいろいろな状態があります。ただ、もし自分名義のクレジットカードを手に入れたければ早めに就職することをこころがけましょう。
家族カードを作る
家族と暮らしている人は、家族カードを作ることも1つの方法です。
- 家族カード:カード本会員の家族(親、配偶者、子どもなど)に発行できるカードのこと
家族カードはカード本会員の情報をもとに審査をするため、たとえ家族が無職であっても発行できるのがメリット。
ただし本カードの審査より甘いものの、家族カードも必ず通るわけではないので気をつけましょう。
引き落としはカード本会員の口座ですが、それ以外は普通のクレジットカードと同じように利用ができます。家族に頼める人はチャレンジしてみてください。
まあ配偶者と暮らしてるなら「専業主婦(主夫)」で本カード申し込んだほうがいいかもね
審査なしのデビットカードを作る
イオンカードキャッシュ+デビット
クレジットカードではありませんが、デビットカードは審査がないので無職でも作ることができます。
- デビットカード:即時払いでショッピング利用ができるカード
クレジットカードと違って利用限度額は口座に入っているお金だけなので使いすぎることもありません。
デビットカードごとに銀行口座が決まっていたり、格安スマホが払えないなどのちょっとした制約がありますが、使えるところはクレジットカードとほぼ同じ。コンビニなどの実店舗や、Amazonのようなネットショップでも利用可能です。
ちなみに上の写真の「イオン銀行キャッシュ+デビット」は15歳(中学生は除く)から作れるデビットカード。
毎月20日と30日の5%オフなど、イオンカードのキャンペーンは基本的にデビットカードでも受けられます。
イオン銀行の口座開設が必要ですが「イオンで買い物してポイント貯めたいなあ」...という人にはおすすめの1枚です。
おわりに:イオンカードを無職で持つのはあきらめよう
以上、イオンカードは無職だと申し込めないよ...という記事でした。
くり返しますが、イオンカードに限らずどのクレジットカードも無職ではかなり審査がむずかしいです。
どうしてもイオンカードが欲しい人は、まず就職してから申し込んだり、あるいはデビットカードを作ったりしてくださいね。