「バンクイックってよく名前聞くけど審査通るかな?ブラックリストなんだけどお金かりたいなあ」
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
三菱UFJ銀行のバンクイックは、最短で即日発行もできる銀行カードローン。お金を借りるのはちょっと不安という人でも、有名な銀行のサービスなので安心感がありますよね。
では、このバンクイックはブラックリストでも誰でも作れるのでしょうか?そして借り入れはできるのでしょうか?
広告も多く流れているのでたくさんの人が借りれそうなイメージですが、審査に通るのか調べてみました。
バンクイックは誰でも作れる、借りれるわけではなく審査がある
まず結論から言うと、バンクイックは誰でも借りられるカードローンではありません。
入会には審査があり、まずブラックリストでは99.9%落ちてしまいます。
私も「ブラックリストだけど審査に通るんじゃないか」...と思ってバンクイックに申し込んだことがありますが、あっさりと否決。
やはり大手銀行のカードローンだけあって、信用情報にキズがある人にはなかなかきびしいようです。
- 間違い:バンクイックはブラックでも誰でも作れる
- 正解:バンクイックはブラックだと99.9%無理
もしもネットで「ブラックだけどバンクイックで借りれたよ!」という口コミを見ても、ガセ、もしくはその人が相当ラッキーだったと思ってください。
バンクイックだけでなく他の銀行カードローンもブラックリストだと絶望的
つまり1つの銀行カードローンに落ちてしまうということ、他のカードローンの審査もなかなか通らないでしょう。
以下は代表的な銀行カードローンのまとめです。
銀行カードローン名 | 審査難易度 |
三菱UFJ銀行 バンクイック | ✕ |
三井住友銀行カードローン | ✕ |
りそなカードローン | ✕ |
みずほ銀行カードローン | ✕ |
楽天銀行スーパーローン | ✕(参照記事) |
ジャパンネット銀行カードローン ネットキャッシング | ✕ |
セブン銀行カードローン | ✕ |
イオン銀行カードローン...など | ✕ |
※ 審査難易度はすべてブラックリストの場合
有名な銀行カードローンだけでも、ざっと挙げるだけでこれだけあります。しかし「バンクイックには落ちたけど、楽天銀行スーパーローンには通るかも」...というのはなかなかむずかしいですね。
- 間違い:バンクイックがブラックリストにきびしい
- 正解:銀行カードローン全体がブラックリストにきびしい
もちろん銀行はそれぞれが独自にローン審査をしていますが、ブラックリストに対してはかなりきびしく申し込み内容をチェックされると考えて間違いありません。
バンクイックの審査はブラックリストでなければ難しくはない
このようにブラックリストだとまず借りられないバンクイック。しかしカードローンへの申し込み自体はそこまでハードルが高くありません。
ブラックではない普通の人が申し込めば絶対とは言わないものの、審査に通るのはそこまで難しくはないでしょう。公式サイトに書かれているバンクイックの申し込み条件はこちら。
- 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さまで、保証会社(アコム㈱)の保証を受けられるお客さま。
- 原則安定した収入があるお客さま。
引用元:https://www.bk.mufg.jp/kariru/card/banquic/shosai/index.html?banner_id=b405238
審査の条件についてはたったこの2行だけ。まとめるとバンクイックは「20〜65歳で安定した収入があれば誰でも申し込める」といえますね。
- 条件の細かいカードローン:特定の人しか通らない
- バンクイック:多くの人に作れるチャンスがある
カードローンの審査は年収、勤務情報、支払い履歴などで判断しますが、バンクイックはそこまで細かい条件はないので審査はそこまで難しくないということでしょう。
カード会社は「支払いの延滞」リスクを恐れている
ネットの口コミを見ていると、ちょっと審査に不安のある人でもバンクイックでお金を借りるができています。審査の通りやすさの目安を表にしてみました。
属性 | 難易度 |
会社員・役員 | ◯ |
公務員 | ◯ |
契約社員 | ◯ |
派遣社員 | ◯ |
アルバイト・パート | ◯ |
個人事業主 | ◯ |
専業主婦(主婦) | ✕ |
年金受給者 | ✕ |
学生(高校生を除く) | ✕ |
無職 | ✕(参照記事) |
家事手伝い | ✕ |
ブラックリスト | ✕ |
...自己収入のない無職や主婦、もしくはブラックリストでなければ作りやすいカードですね。
ただし、銀行だけでなくローン会社は「支払いの延滞」のリスクをとても恐れています。だからこそ、ブラックリストでカードローンを作るのはとても難しいのが現状です。
誰でも借りられるカードローンは存在しない
延滞のリスクがある以上、カードローンの申し込みでは必ず審査があります。誰でも借りられるカードローンなんて存在しません。
もしもブラックでも誰でも審査なしで作れるローンがあるなら、延滞が多すぎてあっという間にローン会社の経営がショートしてしまうでしょう。こちらの記事でも詳しく解説しています。
ブラックでも審査の甘いカードローンはある:
ブラックリストでは大幅にローンの可決が制限されるものの、すべてのカードローンが作れない...というわけではありません。
上でも書いたように「誰でも作れるカードローン」は存在しませんが、下記の記事で紹介している消費者金融はブラックでも作れる可能性がある1つです。
バンクイックの審査に通る自信がない...という人は、ぜひこのカードローンにチャレンジしてみてください。
ブラックリスト=信用情報機関に「異動」情報が登録されること
「そもそもブラックリストって何なの?」...という人にわかりやすく説明すると、私たちの信用情報にキズがつくことを指します。
私たちがクレジットカードやローンを契約するとき氏名、住所、勤務先などを記入しますが、そのデータはすべてCICなどの「信用情報機関」という組織に登録されます。
信用情報機関とは...?
私たちの個人情報、およびクレジットやローンの借入額や返済履歴を含めた「信用情報」を管理している組織のこと。日本ではJICC、CIC、KSCの3社が存在します。
クレジットカードやローンを契約すると、その情報はこの3社のいずれかに必ず登録されることになっていて、どれに登録するかは機関に加盟している会社ごとに違います。
このCICのデータはネットや窓口で申請すれば開示して見ることが可能(CIC公式サイトも参照)。以下は開示した私のデータです。
赤丸は「返済状況」。残債額などがここに載りますが、3ヶ月(もしくは61日)以上の延滞をすると『異動』と書かれてブラックリスト入りです。
当記事のタイトルにも書かれている「異動あり」の「異動」は、この情報のことを指します。
CICに加盟しているカード会社やローン会社は、審査のときに申込者のCICデータをチェックします。異動情報があるとまず可決しません。
入金状況にAがあるほどバンクイックの審査は不利になる
そして青丸は「入金状況」。アルファベットは以下の意味を指します。
- $:請求日までに入金があった
- A:請求日までに入金がなかった
入金状況の理想は$$$$$$$$...と並ぶことですが、いい加減な返済や滞納をするとここがAになってしまいます。
これは余談ですが私は1年以上もクレジットカードを延滞した経験があり、AAAAAAA...と連続で書かれていました。このAが並んでいればいるほど、ブラックリストでなくても審査には通りにくくなると考えていいです。
ブラックリストは最低でも「5年間」は消えない
ブラックリストが解除されるまでも長く、最低でも5年間は異動情報は消えません。
原因 | 期間 |
3ヶ月以上の延滞(未払い) | 延滞している間ずっと |
3ヶ月以上の延滞(完済) | 完済から5年 |
債務整理 | 5〜7年 |
自己破産 | 5〜10年 |
ちなみに人違いなどで誤ってブラックリストになってしまったときは例外で、CICに申請すればすぐ消えます。これ以外でブラックリストを期間内に消すことはできません。
自分がブラックかどうか知りたい!...という人はとりあえずCICを開示してみましょう。デビットカードしか持っていなくても開示はできますが、利用できるカードに縛りがあるので気をつけてください。
おわりに
以上、バンクイックはブラックリストだと審査はまず無理だよ...という記事でした。
かなり人気のあるカードローンですが、「ブラックで作れるかも」...なんて甘い期待を持つのはやめましょう。
ただブラックリストではないけどちょっと収入が不安定...ぐらいの人なら十分に作れる可能性はあります。上で書いたCICの情報の中に「異動」の文字がなければ、ぜひチャレンジしてみてください。