「カードローン使ってお金借りたいなあ。無職だけど審査に通るのかな?」
...今回はこういった疑問にお答えしていきます。
仕事をしていない無職の人でも、お金を借りたいことはあると思います。では、無職でも借りられるカードローンはあるのでしょうか?
カードローンの申し込みには必ず審査がありますが、収入なしでも通るのか調べてみました。
無職でも借りられるカードローンは存在しない
まず結論から言うと、基本的に無職ではカードローンの審査には通りません。
ほとんどのカードローンの申し込みでは、安定した収入があることが入会条件になっています。たとえば大手カードローンのアコムの貸付対象者は以下の通り。
貸付対象者
20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方
無職にもいろいろな種類がありますが、特に失業者(ニート含む)、年金受給者、専業主婦、学生は後から説明する例外を除いて、カードローンでお金を借りるのはまず無理だと考えてください。
- 失業者:カードローンの審査には通らない
- 年金受給者;カードローンの審査には通らない
- 専業主婦:カードローンの審査には通らない
- 学生:カードローンの審査には通らない
収入がない人はカードローンの申し込みは不可
一般的にカードローンは自己収入がある人しか申し込めません。
無職のような収入がない人はお金を借りるどころか、申し込みすらできない立場だということです。
たとえば大手カードローンのアイフルでは「1秒診断」というシュミレーターがありますが、「雇用形態」で『無職』を選ぶと、年齢や年収にかかわらず「借り入れはできない」という結果が出てきます。
無職を選ぶとこのような結果に(引用元:https://www.aiful.co.jp/topics/?cid=PE40H911)
ここまでハッキリと借り入れできないことを示しているのは珍しいですが、他のカードローンの申し込みでも無職では職業の項目での選択肢がないことがほとんどです。
フリーランスとか家賃収入がある人は「自営業」を選ぶと申し込みはできるよ。審査が通るかは別だけど
カードローン会社は無職で収入がない人にお金は貸したくない
では、なぜカードローンは無職だと申し込むことすらできないのでしょうか?
こちらも結論から言うと、ローン会社にとって無職は信用が低いから。ローン会社は貸したお金に利息を付けて返してもらうことを商売にしています。
つまり、カードローンが返済されずに踏み倒されてしまうと、本来ローン会社に入る収益がゼロになってしまうのでなんとしても避けたいところ。だから事前に審査をすることで「この人は収入が安定しているか?お金を返してくれるか?」を判断するんです。
たとえば貯金がたくさんある無職と、貯金なしの正社員をくらべるとローン会社に信用されるのは後者。いくら手元にお金があるかではなく、これからどのくらいお金が入ってくるかが重視されます。
- 資産がたくさんある無職:カード会社の信用は低い
- 資産がない正社員:安定した収入があるのでカード会社の信用は高い
つまり無職は「継続した収入がなく信用も低い」のでローンの申し込みはできないんですね。
これは同じく審査があるクレジットカードでも同様です。主婦や年金受給者でも作れるクレジットカードよりも、カードローンの方が審査がきびしいと言われています。
関連記事:無職でも作れるクレジットカードはある?仕事をしてなくても審査に通るのか解説します
無職でも例外で申し込めるカードローンもある
では、すべての無職の人がカードローンを作れないかというと、そうではありません。大手カードローン4社で無職でも申し込めるか表にまとめました。
カードローン会社 | 失業者 | 年金受給者 | 主婦 | 学生 |
アコム | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
アイフル | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
プロミス | ✕ | ✕ | ✕ | ◯ ※ |
レイクALSA | ✕ | ◯ | ✕ | ◯ ※ |
※ アルバイトをしている学生のみ申し込みできる
2019年3月現在では以下の属性で申し込みできるようになっています。
- プロミス:学生(アルバイト中)は申し込み可
- レイクALSA:年金受給者、学生(アルバイト中)は申し込み可
ただしくり返しますが、このようなケースは例外です。専業主婦や無職のような収入がない人は、どの消費者金融からも借り入れはできないと考えておきましょう。
また例外として上げた属性の人たちも、あくまで「申し込みができる」というお話。審査に通ってお金が借りられるかはまた別なので、注意が必要です。
誰でも必ず借りられるカードローンは存在しない
このように申し込みで審査がある以上、誰でも必ず借りられるカードローンというものは存在しません。
上でも書いたように、審査なしで誰にでもお金を貸してしまうと、あっという間に踏み倒されて経営がショートしてしまうでしょう。
下記の記事でも解説していますが、無職でお金が欲しいからといって、「審査なしでお金貸します!」...なんて怪しい広告に惑わされないようにしてくださいね。
無職がカードローンで借りるためにはとにかく就職しよう
では、一部をのぞいて無職がカードローンを契約することがむずかしいのであれば、どうすればいいのでしょうか?
ベストな解決方法は、やはり就職してからカードローンを申し込むことでしょう。ただし本業が学生の場合は仕事をしていても申し込みができないこともあるので注意が必要です。
もちろん就職しても審査に通るかはわかりません。しかし収入がない状態よりも確実にローン会社の心証は良くなります。
- 無職での申し込み:ローン会社の心証は良くない
- 有職での申し込み:ローン会社の心証は良い
とはいえカードローンを借りる上で勤続年数は重要です。できれば就職してすぐではなく、半年から1年以上経ってから申し込んだほうがいいでしょう。
正社員でなくともカードローンの審査には通る
別に就職といっても、正社員にこだわらなくてOK。派遣社員、契約社員、パート、アルバイト、自営業(個人事業主)などでも大丈夫です。
私も登録制のイベントスタッフとして働いていたときに、カードローンの審査に通ったことがあります。雇用形態ごとのカードローンの通りやすさはだいたいこんな感じ。
雇用形態 | カードローンの難易度 |
会社員・役員 | ◎ |
公務員 | ◎ |
契約社員 | ◯ |
派遣社員 | ◯ |
アルバイト・パート | ◯ |
個人事業主 | ◯ |
専業主婦(主婦) | ✕ |
年金受給者 | ✕ |
学生(高校生を除く) | ✕ |
失業中(ニート含む) | ✕ |
家事手伝い | ✕ |
ブラックリスト | ✕(一部例外あり) |
もちろんローン会社ごとに細かく変わるものの、無職や家事手伝いのように収入がなかったり、あるいはブラックリストのように過去に延滞経験がなければそこまで審査に通るのは難しくありません。
くり返しますが、無職にもいろいろな状態があります。しかしとにかく早めにお金を借りたいのであれば、第一に就職することを優先しましょう。
おわりに
以上、無職ではカードローンは基本的に借りられないよ...という記事でした。
人間はお金に困るとどうしても冷静さを失ってしまいがちです。しかしそういうときにこそ、「必ずお金貸します!」などという怪しい広告を出しているところからは絶対に借りないでくださいね。