「ああああああ!Suica洗濯しちゃったああああ!...どうしよう」
...今回はSuica、PASMO、ICOCAなどのICカードを洗濯してしまったらどうすればいいのか解説します。
洋服を洗濯したとき、うっかりポケットにSuicaのような電子マネーを入れて洗濯してしまうと「元通りに使えるのかな?」と不安になるかと思います。特に数万円のチャージをしている人なら尚更です。
ただ、記事のまとめを説明すると、洗濯でSuicaなどの電子マネーが壊れることはほとんどないと言っていいでしょう。
Suica、PASMO、ICOCAは洗濯や水没させても使える
上でも書きましたがSuicaなどプラスチック製ICカードは洗濯したり、水没させてもそのまま使えます。
私も雨の日にICOCAを水たまりに水没されて焦ったことがありますが、水気を拭き取れば問題なく使えました。ICカードが水浸しになるとあわててしまうと思いますが、まずは落ち着いて表面を布で拭ってください。
もしICカードが読み取れなければ再発行の手続きをしよう
その後、駅の改札にタッチしたりコンビニなどで電子マネー払いができるのであれば、そのまま利用して大丈夫です。もし万が一、タッチしてもカードの読み取りができない場合は、交通機関の窓口に問い合わせをして「読み取らないので再発行をしてください」と伝えましょう。
- Suica:PASMO、Suicaエリアの駅やバス営業所
- PASMO:PASMO、Suicaエリアの駅やバス営業所
- ICOCA:JR西日本のICOCAエリアの駅
ただし破損や磁気不良のトラブルの場合、ICカードの再発行は翌日になります。またSuica、PASMOの再発行申請はどちらのエリアの窓口でもOKですが、カードの受け取りはそのICカードの発行エリアの窓口に限られるので注意してください。
チャージ残高などは新しいカードに引き継がれるよ!
SuicaなどのICカードは思っているより頑丈
何度も書いているように、ICカードは洗濯や水没に対しては私たちが思っているより頑丈です。カードの構造に関しては、下記のサイトが参考になると思います。
ICカードは切符のような「磁気式」ではなく、カードの中にICチップが埋め込まれています。 そのマイクロチップをプラスチックの板で包んでいるので、水に濡れたぐらいではへっちゃら...ということ。
ただしプラスチックの隙間から水が入り込んだりしてICチップに障害が出ると利用できなくなるので、水没に気づいたら安心だと思わずにまずはしっかりと水気を取ってくださいね。
洗濯の状況や乾燥機にかけるとICカードが破損するリスクも
ICカードは水には強い耐性があるものの、折り曲げなどの衝撃や、熱にはかなり弱いです。
たとえ洗濯自体には問題がなくても他の衣類が折り重なったり、そのまま乾燥機にかけたりドライヤーをあてたりすると熱でカード自体が変形して読み取りができなくなるリスクが高まります。
- 洗濯で水没:乾かせばそのまま使えることが多い
- 洗濯で衣類が重なる:破損で使えなくなる
- 乾燥機、ドライヤー:変形で使えなくなる
もしカードが破損したり変形しているのであれば、同じくそれぞれのICカードエリア窓口に行って手続きしてください。ただし無記名ICカードの場合、カードの裏面の17桁の番号が溶けていたり、あるいはカードが折れ曲がってくっついたまま読み取れないと再発行ができない可能性があります。
おわりに:ICカードは財布やスマホケースに入れるなどの対策を
以上、SuicaなどのICカードは洗濯や水没ぐらいなら問題ないよ...という記事でした。
1番の対策は「ICカードを洗濯機に入れないこと」なので、財布やカード収納式のスマホカバーに入れておくなどの対策を取るのがベストです。使ったら元の場所に戻す、ということが当たり前ですが大切だと思います。
まあよほど変形していない限りは再発行ができるので、もし洗濯したことに気づいたら慌てずに対処してくださいね。