「JCB CARD Wがほしいけど、ブラックリストでも作れるのかな?」
...今回はJCB CARD Wはブラックリストでも作れるのか?について書いていきます。
JCB CARD W(JCBカードW)は株式会社ジェーシービーが発行しているクレジットカード。
39歳までしか申し込みができないものの、年会費無料でポイントが貯まりやすく、人気が高いカードです。登場が新しいカードですが、すでに「おすすめのクレジットカード」の1枚に挙げられています。
...さて、このJCB CARD Wはブラックリストでも作れるのでしょうカード?初心者にもおすすめできるクレジットカードなら、審査甘いんじゃないの?というウワサもあるので調べてみました。
JCB CARD Wはブラックリスト(異動あり)だと審査に落ちる
まず結論から言うと、JCB CARD Wはブラックリストだと審査に落ちてしまいます。
必ず落ちる...というわけではありませんが、まず99.9%無理でしょう。決して初心者向けのカードだから審査が甘くなるというわけではありません。
上でも書きましたが、このクレジットカードはJCBというカード会社が審査、発行しています。つまり、ブラックリストの人がこのカードに落ちてしまうということは、他のJCBカードすべてに通らないと言うことです。
カード名 | 審査難易度 |
JCB CARD W | ✕ |
JCB一般カード | ✕ |
JCBゴールド | ✕ |
JCBプラチナ | ✕ |
JCB CARD EXTAGE | ✕ |
JCB GOLD EXTAGE | ✕ |
JCB一般カード/プラスANAマイレージクラブ | ✕ |
JCB EIT...など | ✕ |
※ 審査難易度はすべてブラックリストの場合
たとえば「『JCB CARD W』に落ちちゃったけど『JCBゴールド』なら作れるかも?」...という希望はブラックの人だと持たないほうがいいでしょう。1つのJCBカードに落ちてしまったら、他のカードの審査も絶望的です。
- 間違い:JCB CARD Wがブラックリストにきびしい
- 正解:JCBカード自体がブラックリストにきびしい
カード会社は審査落ちした人のデータをそのまま持っている可能性が高いから、何度申し込んでも跳ね返されるかもね....
JCB CARD Wの審査はブラックでなければ難しくない
このようにブラックリストだと作るのが不可能に近いJCB CARD W。しかしブラックでなければ意外とそこまで審査は難しくありません。
ブラックではない普通の人が申し込めば審査に通る確率は高いでしょう。
JCB CARD W公式サイトに書かれている申し込み条件はコチラ。
18歳以上39歳以下で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方。一部、お申し込みになれない学校があります。
まとめると「18歳〜39歳で収入がある人、もしくは高校生以外の学生」であれば誰でも申し込みができるということ。
カードの審査は年収、勤務情報、クレジットカードの利用履歴などで判断しますが、そこまで細かい条件はないので審査は難しくないといえます。
- 条件の細かいクレジットカード:特定の人しか通らない
- JCB CARD W:多くの人に作れるチャンスがある
ネットの口コミを見てもちょっと審査に不安のある人でもJCB CARD Wを持つことができています。審査の通りやすさの目安を表にしてみました。
属性 | 難易度 |
会社員・役員 | ◎ |
公務員 | ◎ |
契約社員 | ◯ |
派遣社員 | ◯ |
アルバイト・パート | ◯ |
個人事業主 | ◯ |
専業主婦(主婦) | ◯ |
年金受給者 | ◯ |
学生(高校生を除く) | ◯ |
無職 | ✕ |
家事手伝い | ✕ |
ブラックリスト | ✕ |
...無職やブラックリストでなければ作りやすいカードですね。
しかしカード会社は「支払いの延滞」をとても恐れています。だからこそブラックの人がJCB CARD Wを作るのはとても難しいのが現状です。
どんな事情であれ延滞した人をカード会社はなかなか信用してくれません。ブラックリストが回復するのを待つしかありませんね。
ブラックでも審査の甘いクレジットカードはある:
ブラックリストでは大幅にカード、ローンの可決が制限されますが、すべてのクレジットカードが持てないというわけではありません。
数は少ないもののブラックにも審査が甘いクレジットカードはあります。
JCB CARD Wの審査に通る自信がない...という人は、ぜひこのカードにチャレンジしてみてください。
ブラックリスト=CICに「異動」情報が登録されること
「そもそもブラックリストって何なの?」...という人にわかりやすく説明すると、私たちの信用情報にキズがつくことを指します。
私たちがクレジットカードやローンを契約するとき氏名、住所、勤務先などを記入しますが、そのデータはすべて信用情報機関(通称:CIC)という組織に登録されます。CICはこれらの個人情報に加えて、カードやローンの支払いの状況も管理しています。
- CIC:個人情報や支払いの状況を管理する組織
このCICのデータはネットや窓口で申請すれば開示して見ることができます(CIC公式サイトも参照)。以下は開示した私のデータです。
赤丸は「返済状況」。残債額などがここに載りますが、3ヶ月(もしくは61日)以上の延滞をすると『異動』と書かれてブラックリスト入りです。
当記事のタイトルにも書かれている「異動あり」の「異動」は、この情報のことを指します。
CICに加盟しているカード会社やローン会社は、審査のときに申込者のCICデータをチェックします。異動情報があるとまず可決しません。
そして青丸は「入金状況」。アルファベットは以下の意味を指します。
- $:請求日までに入金があった
- A:請求日までに入金がなかった
入金状況の理想は$$$$$$$$...と並ぶことですが、いい加減な返済や滞納をするとここがAになってしまいます。これは余談ですが私は1年以上もクレジットカードを延滞した経験があり、AAAAAAA...と連続で書かれていました。
ブラックリストは最低でも「5年間」は消えない
ブラックリストが解除されるまでも長く、最低でも5年間は異動情報は消えません。
原因 | 期間 |
3ヶ月以上の延滞(未払い) | 延滞している間ずっと |
3ヶ月以上の延滞(完済) | 完済から5年 |
債務整理 | 5〜7年 |
自己破産 | 5〜10年 |
ちなみに人違いなどで誤ってブラックリストになってしまったときは例外で、CICに申請すればすぐ消えます。これ以外でブラックリストを期間内に消すことはできません。
自分がブラックかどうか知りたい!...という人はとりあえずCICを開示してみましょう。デビットカードしか持っていなくても開示はできますが、利用できるカードに縛りがあるので気をつけてください。
おわりに
以上、JCB CARD Wはブラックだと審査に通らないよ...という記事でした。
大変人気のあるクレジットカードですが、「ブラックで作れるかも」...なんて甘い期待を持つのはやめましょう。ただブラックリストではないけどちょっと収入が不安定...ぐらいの人なら十分に作れる可能性はあります。
上で書いたCICの情報の中に「異動」の文字がなければ、ぜひチャレンジしてみてください。
本日は以上です!