「電気代とかガス代をコンビニで払ってるんだけど、あれってクレジットカードで払えるのかな?」
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
月々の光熱費やネットショッピングの料金などをコンビニで支払っている人は多いと思います。では、コンビニでの振込用紙はクレジットカードで決済することはできるのでしょうか?
クレジットカードが使えるならポイントが貯まるのでかなりオトク。本当にできるのか調べてみました。
コンビニでの公共料金は基本的にクレジットカードでは払えない
まず結論から言うと、公共料金のコンビニ振込用紙をクレジットカードで支払うことはできません。
コンビニで払える公共料金は光熱費、携帯代、税金、年金、保険料などいろいろあるものの、そのすべてがクレジットカードに非対応。
現金払いと違って、クレジットカード払いだと加盟店に手数料がかかるので、そのコストを抑えるために支払いを受け付けていないのだと思われます。
- 現金払い:売上はそのままお店の収入になる
- クレジットカード払い:売上の一部がカード会社への手数料になる
こういった公共料金は年間だと数十万円にもなりますから、カード払いでポイントが貯まらないのはなかなか痛いですね。
クレジットカードから公共料金を直接払うことができる
コンビニで公共料金をクレジット払いにすることはできませんが、「公共料金のクレジットカード払い」は行うことが可能です。
やり方はカンタンで、電力会社などに電話をかけて「クレジットカード払いにしてほしい」と伝えればOK。ただし光熱費はほとんどの会社がクレジット払いに対応していますが、税金や保険料は未対応のところもあるので注意してください。
- 光熱費:ほとんどの会社でカード払いできる
- 携帯代:ほとんどの会社でカード払いできる
- ネット代:ほとんどの会社でカード払いできる
- 税金:自治体によってカード払いできるかはバラバラ
- 国保:自治体によってカード払いできるかはバラバラ
- 生命保険など:保険会社によってカード払いできるかはバラバラ
とはいえ、クレジット払いに設定してしまえば、わざわざ振り込み用紙をコンビニに持っていかなくていいので、かなり時間の節約になりますね。
ネットからでも手続きできるけど、慣れてない人は電話した方が良いかもね!
コンビニでクレジットカードを使って公共料金を支払う方法
では、コンビニで公共料金を支払うのは完全に無理なのか...というわれると、そうでもありません。
少しテクニックが必要になりますが、クレジットカードを使って公共料金を支払う方法を紹介します。
ファミリーマートでファミマTカードで支払う
1つ目の方法は、クレジットカードの『ファミマTカード』をファミリーマートで支払う方法です。
ファミマTカードは現状、コンビニの振込用紙で支払いできる唯一のクレジットカードなのでかなり貴重。もちろんカードで支払ってポイントを貯めることができます。
ただし税金や国民健康保険料といった自治体が発行する用紙についてはカード払いできないので注意してください。ファミマTカードで払えるのは光熱費や電話代などです。
- 電気代:ファミマTカードで払える
- ガス代:ファミマTカードで払える
- 水道代:ファミマTカードで払える
- 携帯代:ファミマTカードで払える
- 各種税金:ファミマTカードで払えない
- 国保など:ファミマTカードで払えない
また受け付けているコンビニは、当然ファミリーマートのみ。セブンイレブンやローソンでファミマTカードを持ち込んでもカード払いはできません。
クレジットチャージしたnanaco、WAONから電子マネー払いをする
2つ目の方法は電子マネーの『nanaco』もしくは『WAON』にクレジットカードから残高チャージをして、それぞれコンビニで電子マネー払いをするというもの。
nanacoはセブン・イレブンで、WAONはミニストップで振込用紙による電子マネー払いができます。ローソンなど他のコンビニではこの方法は使えません。
公共料金の電子マネー払いではポイントは貯まりませんが、その前段階でクレジットチャージをすることでポイントを獲得します。
ただし、すべてのクレジットカードでチャージのポイントが付くわけではありません。ポイントが獲得できるカードは以下の通り。
電子マネー | ポイントが貯まるクレジットカード(還元率) |
nanaco | セブンカード・プラス(0.5%) リクルートカード(1.2%) ※1 ファミマTカード(0.5%) Yahoo!JAPANカード(0.5%) |
WAON | イオンカードセレクト(0.5%) JALカード(0.5%) ※2 |
※1 月3万円までが上限
※2 JMB WAONカードにチャージでJALマイルが貯まる
それぞれの電子マネーにチャージができるクレジットカードはたくさんあるものの、ポイントが貯まるのはごくわずか。以前は他のカードでもポイントが付いていましたが、その数はどんどん少なくなっています。
- 昔:複数のクレジットカードで電子マネーチャージのポイントが貯まった
- 今:電子マネーチャージでポイントが貯まるクレジットカードは少数に
普段の買い物でポイントを貯めるならまだしも、公共料金のコンビニ払いにここまで手間をかけるなら、上でも書いたように直接クレジット払いの契約をする方がいいのではないでしょうか。
おわりに
以上、コンビニでの公共料金の支払いにクレジットカードはまず使えないよ...という記事でした。
解決方法もファミマTカードはファミリーマート限定だし、クレジットチャージも事前に電子マネーと連携させておく必要があります。
それぞれちょっと面倒ではありますが、「コンビニ払いしかできないけど現金は使いたくない!」...という人の参考になれば幸いです。