「OSAKA PiTaPaカードって地下鉄安く乗れるんだよね?ブラックリストだけど審査通るかな?」
...今回はこういった疑問にお答えしていきます。
大阪メトロに乗るごとに専用マイルが貯まっていくOSAKA PiTaPaカード。大阪市内の移動には地下鉄がとても便利なので、欲しい人も多いと思います。
では、OSAKA PiTaPaカードは誰でも作ることができるのでしょうか?
クレジットカードが作れないと言われているブラックリストでも審査に通るのか調べてみました。
OSAKA PiTaPaカードは誰でも作れるわけではなく審査がある
まず結論からいうと、OSAKA PiTaPaカードは誰でも作れるクレジットカードではありません。
カードの入会には審査があり、ブラックリストだと99.9%落ちてしまいます。
私も「大阪メトロはよく使うし、ブラックリストだけど申し込んでみよう」...とOSAKA PiTaPaカードを作ろうとしましたが、あっさりと否決されてしまいました。
もしもネットで「ブラックだけどOSAKA PiTaPaカード作れた!」という口コミを見たら、ガセ、その人が相当ラッキーだったのどちらかと思ってください。
- 間違い:OSAKA PiTaPaカードはブラックでも誰でも作れる
- 正解:OSAKA PiTaPaカードはブラックだと99.9%無理
クレジット一体型、PiTaPaのみのどちらもブラックリストだと絶望的
OSAKA PiTaPaカードは、クレジットカード一体型とPiTaPa機能のみの2種類にわかれています。しかしどちらもブラックリストではまず通ることはありません。
カード名 | 審査難易度 |
OSAKA PiTaPa JCB | ✕ |
OSAKA PiTaPa VISA/mastercard | ✕ |
OSAKA PiTaPa LiTE(PiTaPa機能のみ) | ✕ |
※ 審査難易度はすべてブラックリストの場合
また関西の鉄道事業者はどこもPiTaPaとセットになったクレジットカードを発行していますが、こちらもブラックリストだと作るのは絶望的。通常のPiTaPaカードも信用情報にキズがあると作れません。
つまり「OSAKA PiTaPaカードには落ちたけど、ベーシックタイプのPiTaPaカードなら作れるかも?」...というのはありえないということ。
- 間違い:OSAKA PiTaPaカードがブラックリストにきびしい
- 正解:PiTaPaカード自体がブラックリストにきびしい
まとめると、きびしい言い方になりますが、PiTaPaカードはどれもブラックリストだと無理だと考えてください。こちらの記事でも説明しています。
OSAKA PiTaPaカードの審査はブラックリストでなければ難しくない
このようにブラックリストだとまず作れないOSAKA PiTaPaカード。しかしカード申し込みの条件はそこまでハードルが高くありません。
ブラックではない普通の人が申し込めば絶対とは言わないものの、審査に通るのはそこまで難しくはないでしょう。公式サイトに書かれているOSAKA PiTaPaカードの申し込み条件はこちら。
満18歳以上(高校生を除く)でしたら、どなたでもお申し込み頂けます。
ただし、お申し込みの際、審査によりご希望にそえない場合もございます。あらかじめご了承ください。
引用元:https://www.osaka-pitapa.com/support/faq/admission/index.html
審査の条件については、たったこれだけ。OSAKA PiTaPaカードは「高校生以外の18歳以上であれば年収・就職の有無を問わず誰でも申し込める」といえます。
ちなみに18歳以下でもPiTaPa機能のみなら家族カードとして発行可能です。
カードの審査は年収、勤務情報、クレジットカードの利用履歴などで判断しますが、OSAKA PiTaPaカードはそこまで細かい条件はないので審査は難しくないといえます。
- 条件の細かいクレジットカード:特定の人しか通らない
- OSAKA PiTaPaカード:多くの人に作れるチャンスがある
カード会社は「支払いの延滞」リスクを恐れている
ネットの口コミを見ていると、ちょっと審査に不安のある人でもOSAKA PiTaPaカードを持つことができています。審査の通りやすさの目安を表にしてみました。
属性 | 難易度 |
会社員・役員 | ◎ |
公務員 | ◎ |
契約社員 | ◯ |
派遣社員 | ◯ |
アルバイト・パート | ◯ |
個人事業主 | ◯ |
専業主婦(主婦) | ◯ |
年金受給者 | ◯ |
学生(高校生を除く) | ◯ |
無職 | ✕ |
家事手伝い | ✕ |
ブラックリスト | ✕ |
...無職やブラックリストでなければ作りやすいカードですね。
ただし、カード会社は「支払いの延滞」のリスクをとても恐れています。だからこそ、ブラックリストがOSAKA PiTaPaカードを作るのはとても難しいのが現状です。
誰でも作れるクレジットカードは存在しない
延滞のリスクがある以上、クレジットカードの申し込みでは必ず審査があります。誰でも作れるクレジットカードなんて存在しないんです。
もしもブラックでも誰でも審査なしで作れるクレジットカードがあるなら、延滞が多すぎてあっという間にカード会社の経営がショートしてしまうでしょう。こちらの記事でも詳しく解説しています。
ブラックでも審査の甘いクレジットカードはある:
ブラックリストでは大幅にカード、ローンの可決が制限されますが、すべてのクレジットカードが持てないというわけではありません。
上でも書いたように「誰でも作れるカード」は存在しませんが、下記の記事で紹介しているカードはブラックでも作れる可能性がある数少ない1枚です。
OSAKA PiTaPaカードの審査に通る自信がない...という人は、ぜひこのカードにチャレンジしてみてください。
『保証金預託制PiTaPa』ならブラックリストでも審査甘いので作りやすい
ブラックだけどどうしてもPiTaPaが欲しい...という人向けに『保証金預託制PiTaPa』というものがあります。
なんだか難しそうな名前ですがざっくり説明すると「事前にお金を預けて、それを担保に作るPiTaPa」のこと。大金を担保として預けるので、ブラックでもPiTaPaが持てる...ということですね。
ただし保証金預託制PiTaPaは交通利用でしか使うことができません。
- ショッピング利用
- PiTaPa定期
- タクシー利用
電車やバスに乗ること以外はすべて不可能。「PiTaPa交通サービス」だけOKの超ストイックなカードです。
なぜかはわかりませんが、PiTaPa定期も作ることができないのは社会人にとってはきついところ。
預けるお金は利用月額の4倍
このPiTaPaカードはネット申し込みができないので、申込書を取り寄せなければいけません。
ブラックでも作れる保証金預託制PiTaPaですが、コチラの記事の『ETCパーソナルカード』と同じく事前にかなりのお金を預ける必要があります。
利用月額 | 保証金額(利用月額の4倍) |
10,000円 | 40,000円 |
20,000円 | 80,000円 |
30,000円 | 120,000円 |
40,000円 | 160,000円 |
50,000円 | 200,000円 |
申請する利用月額は1〜5万円以内で、預ける保証金額はその「4倍」も必要。
大金を前払いしなきゃいけないのはキツイですが、ブラックでも作れる救済措置と考えると仕方がありませんね。
ちなみに会員規約(引用はコチラ)によると、審査によってはカードが作れないこともあるので注意しましょう。
3. スルッとは、入会申込書への記載内容と、保証金の預託が完了していることを確認したうえで、入会の手続きを行うこととします。確認の結果、以下の状況に該当する場合は、入会をお断りすることができるものとします。
(中略)
(5)その他、両社が本会員となることを不適切と判断した場合
まず落ちないだろうけど、100%通るわけじゃないってことだね
おわりに
以上、OSAKA PiTaPaカードはブラックだと審査に通らないよ...という記事でした。
ICカードで大阪メトロに乗りたいという人は、上で書いた預託制PiTaPaを作るか、ICOCAやSuicaなどのチャージ式ICカードを使ってくださいね。