「PiTaPaカードって券売機とかですぐに作れるのかな?電車安く乗れるから早めにほしいんだよなあ...」
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
PiTaPaカードは交通系ICカードの1つですが、SuicaやICOCAなどと違ってチャージが不要なので残高を気にしなくていいメリットがあります。またちょっと安く電車に乗れるのも魅力的ですよね。
では、PiTaPaカードは申し込んだら即日発行できるのでしょうか?
Suicaなどは券売機ですぐに作れますが、こちらはどうなのか調べてみました。
PiTaPaカードは即日発行できない
まず結論から言うと、PiTaPaカードを申し込んでも即日発行することはできません。
入会からカード到着までの目安は、ネット申し込みではおよそ2週間、郵送申し込みではおよそ3週間〜1ヶ月です。
- ネット申し込み:約2週間ほどで到着
- 申込用紙を郵送:約1ヶ月ほどで到着
そんなに時間がかかるの?...と思われがちですが、手元に届くまでの時間はPiTaPaのネット申し込みのサイトにも記載がされています。
※入会申し込みから最短2週間でカードがお手元に届きます。
つまり電車の割引をしたくても、いくら定期をPiTaPaに付けたくても、今日すぐに作るのは不可能だということ。作るときには自分が使いたいタイミングを考えて、早めに申し込むことをこころがけましょう。
どの鉄道会社のPiTaPaでも即日発行はできない
関西の鉄道会社のほとんどはPiTaPaカード、PiTaPa付きクレジットカードを発行していますが、どのPiTaPaを申し込んでも即日発行は不可。
- 阪神電車のPiTaPa:即日発行できない
- 阪急電車のPiTaPa:即日発行できない
- 京阪電車のPiTaPa:即日発行できない
- 近鉄電車のPiTaPa:即日発行できない
- 南海電車のPiTaPa:即日発行できない
- 大阪メトロのPiTaPa:即日発行できない
一部の鉄道会社では提携しているクレジットカードは即日発行できるものの、PiTaPaカードは後から届くというシステムになっています。
PiTaPaはクレジットカードの仲間なので発行に時間がかかる
SuicaやICOCAはすぐ作れるのに、どうしてPiTaPaはそんなに時間がかかるの?...と疑問の人もいるかも知れません。
こちらも結論から言うと、PiTaPaはクレジットカードと同じく後払いのカードで審査があるので発行に時間がかかります。
一部のクレジットカードは即日発行もできますが、行っているカード会社はセゾンカードやエポスカードなど、本当にわずかなんですね。
PiTaPaカードはポストペイ式なので入会で審査がある
SuicaやICOCAはプリペイド式。券売機でチャージをして、そのチャージ残高を使い切るまで乗車ができます。
つまり、自分でお金を調整できるので、残高以上に使ってしまうことはありません。
しかしPiTaPaは上でも書いたように後払い式(ポストペイ式)です。1ヶ月の料金が登録している口座からまとめて引き落とされます。
こちらは残高以上に使ってしまう可能性があるので、申し込むときに「この人はちゃんと料金を支払ってくれるのか?」という審査をPiTaPaカード側で行うんです。
これはデビットカードとクレジットカードの関係性と同じ。
デビットカードは即時払いなので審査なしで発行できますが、クレジットカードは後払いなので審査があり、こちらも手元に届くのにはやはり2週間ぐらいかかります。
つまり後払いのカードでは審査が必ずあるということ。PiTaPaは即日発行はもちろんですが、誰でも絶対に作れるカードではないんですね。
PiTaPa定期券への移行は磁気カードの有効期限前でもOK
磁気カード定期券からPiTaPa定期券にチェンジしたい人はPiTaPaカードが届いたら、磁気カード定期の有効期限が切れる前でもPiTaPaに移し替えることができます。
わざわざ磁気カードを有効期限ギリギリまで使って、そこから新しくPiTaPa定期を作る...なんてことはしなくてもOK。
ただし移し替えることができるのは「定期を買った鉄道会社の窓口」になるので注意しましょう。
1路線だけ使っているなら問題ありませんが、たとえば「南海電車ー大阪メトロ(南海の窓口で購入)」の連絡定期の移し替えは大阪メトロではできません。南海電車の窓口に行ってください。
経路によってはPiTaPaに移せないこともあるから、定期を作るときに窓口で聞いておくといいかも!
おわりに
以上、PiTaPaカードは即日発行はできないよ...という記事でした。
入社や入学シーズンはICカード定期を申し込む人が増えますが、そのときになって慌てないようにPiTaPaが欲しい人は早めに申し込んでおきましょう。