WAONカードで電車に乗れるって本当？その電子マネーで乗車できるか解説します

「WAONカードって買いものだけじゃなくて、改札タッチで電車にも乗れるって聞いたけど本当なのかな？」

...今回はこういった疑問に答えていきます。

イオングループのお店でオトクに使える電子マネーのWAON。クレジットカードと違って使いすぎることがないので愛用している人も多いと思います。

さて、WAONカードは交通系ICカードのSuicaやPASMOのように電車に乗ることが本当にできるのか調べてみました。

WAONカードで電車に乗ることはできない

まず結論からいうと、WAONカードで電車に乗ることはできません。

もしWAONを使って改札をタッチしても何も起きないか、もしくはエラーになってしまうでしょう。もちろんゲートは開きません。

これは関東のSuicaやPASMOエリア、関西のICOCAエリア、中部のTOICAエリアなど、日本の交通系ICカード導入エリアすべてで共通です。

ではなぜ乗れないかと言うと、WAONカードのシステムでは改札を通れるような内容になっていないから...というシンプルな理由。

WAONもSuicaも一見すると同じ形なのでサービスも一緒なんだろうと思いがちですが、タッチで改札を通れる交通系ICカードはちゃんとそれに対応したシステムになっています。

駅で電車に乗るときは、みなさんが持っている電子マネーがちゃんと電車に乗れるカードなのかをしっかり確認しておきましょう。特に急いでるときに改札が反応しないカードしか持ってなくて、あわてて切符を買い直した...なんてことになったら大変です。

「WAONで電車に乗れないのはわかったけど、他にも乗れない電子マネーはあるの？」...と疑問の人もいると思います。そこで、電車に乗れる電子マネーと乗れない電子マネーを具体的に解説していきましょう。

この表を見れば、どの電子マネーを使って乗車すればいいかが分かりますよ。

ではまず、電車に乗れる電子マネーから。上でも書きましたが、これらの電子マネーはこの記事でも何度か出ている『交通系ICカード』とも呼ばれています。

この１０種類のみが電車に乗れる電子マネーです。どれもJRや私鉄など、鉄道に関係ある企業が発行しています。

よく駅の改札で乗客の人たちがタッチしているのは、この電子マネーの中のどれかになります。

ICカードマークがあればクレジットカードでも改札を通れる：

「クレジットカードじゃ通れないの？」...という人でも、これらの交通系ICカードのマークが券面にデザインされていれば、同じくタッチするだけで改札を通れますよ。

Suica、PASMOなどはクレジットカードとひも付けするとオートチャージが可能です。いちいち券売機でチャージしなくても改札を通れるのでより移動がスムーズになりますね。

またPiTaPaを除く9種類はチャージ式で、1枚持っていれば全国で相互利用することができます。PiTaPaのみ関西エリアではポストペイ式ですが、こちらもチャージしておけば全国で利用可能です。

では逆に電車に乗れない電子マネーも紹介。ざっくりいうと「上で書いたカード以外」はすべて乗車不可です。

※ リンクのある電子マネーは「使えるお店」の記事にいきます

今回記事にしているWAONも、セブンイレブンやイトーヨーカドー系列で使えるnanacoも乗車不可。

たとえば駅ナカのローソンやファミリーマートでWAONで支払っても、電車に乗るときはSuica、ICOCAなどでタッチするか切符を買わなければいけません。

これらの電子マネーでも電車に乗ることができれば、複数のカードを持たなくていいので財布がすっきりしますよね。しかし、それぞれの電子マネーは発行の会社が違うので統一させるのはなかなか難しいようです。

しょうがないけど、いまは電子マネーを使い分けるしかないよね。Suicaはコンビニでも使えるのにね！

以上、WAONカードでは電車には乗れないよ...という記事でした。

切符を使わずに電車に乗りたい！...というWAONユーザーは、面倒くさいですが交通系ICカードを作ってみましょう。ほとんどのカードは駅の券売機ですぐに発行できますし、チャージしてすぐに電車に乗れます。

1度でもSuicaのスムーズさを体験すると、もう毎回切符を買っていたころには戻れなくなると思いますよ。