「借金が返せない!返済できないと、逮捕されちゃうの...?」
今回は、借金を延滞してブラックリストになってしまうと逮捕されてしまうのか?...について書いていきます。
必要以上のお金をキャッシングして、長く延滞して返せなくなることはたびたびあります。
つまり、ブラックリストになってしまうということです(コチラの記事も参照)。1ヶ月ぐらいならすぐ返せば問題ありませんが、3ヶ月以上返せていない人は確実にブラックです。
カードとかローンも延滞するとブラックになるの?
そうだよ!3ヶ月以上の延滞はアウトだね
なかには借金取りがたびたび家に来たり、消費者金融から裁判を起こされることもあるかも知れません。
こうした「訴えられる身」になると、警察に逮捕されてしまうことはあるのでしょうか?
私もブラックリストになったことがあるので、その経験をもとに書いてみます。
借金返済ができずブラックリストになっても逮捕はされない
まず結論から言うと、ブラックリストになっても逮捕されてしまうことはありません!
クレジットカードやローンを3ヶ月以上延滞するとブラックリストなるので、強制解約や一括返済を求められることはあります。
しかし、「返すつもりの借金が返せなくなる」のは犯罪にはならないんです。
- 間違い:借金が返せないと逮捕される
- 正解:借金が返せなくても逮捕はされない(一括返済の可能性はある)
法律のプロである弁護士さんの意見も引用します(引用元はコチラ)。
最初は返すつもりで借りたのに、仕事を失ったり、病気になって収入がなくなったりしてしまうことがあります。
このような場合、返すつもり自体はあったので、詐欺罪になりません。
しかし、しつこい催促に対し、つい激高して「返せへん言うてるやないか。これ以上言うてきたら・・・」などと脅迫めいたことを言って借金を免れようとすると、恐喝罪や強盗罪に問われる可能性があります。
「お金をだまし取る」のは詐欺(=刑事事件)ですが、「(返す意思があって)借りたお金を返せない」のは民事事件になります。
種類 | 内容 |
民事事件 |
被害者が加害者に損害賠償を求めること |
刑事事件 | 検察が加害者を起訴して法律に則って処罰を求めること |
借りている額が大きければ裁判になる可能性はあります。相手に強制的に返済を求められることもあるでしょう。
しかし、クレジットカードやローンの返済ができなかったからと言って、民事でのトラブルで逮捕はされません。
延滞は犯罪じゃないんだ...よかった...
警察は民事でのトラブルには介入できないよ!でも、返せるお金はちゃんと返そうね!
実際、私もクレジットカードの支払いを1年踏み倒していました。
しかし、払わなかった間は1度も警察は家には来てません。もちろん逮捕もされてないです。
関連記事:1年間踏み倒し!クレジットカードの延滞でブラックリストになった話
ブラックリストだと逮捕されるかも...とビクビクしてる人は安心してください。
...ただし、督促の電話はめちゃくちゃかかってくるので気をつけてくださいね。あまり無視するよりも、きちんと相手に謝罪をして支払いを延期してもらえないか交渉することが1番ベストだとは思います。
ブラックリストが借金裁判で負けても前科はつかない
では、借金の踏み倒しがきっかけで民事裁判を起こされてしまって負けたら、前科者になってしまうのでしょうか?
...安心してください、これも負けたからと言って前科者にはなりません。
裁判に負けてしまった場合、今まで延滞してきた借金が強制差し押さえになることがあります。
しかしこれらもあくまで民事裁判の範疇です。
刑事裁判と民事裁判は全然違います。だから前科者になる心配はしなくても大丈夫です。
ただし貸金業者からお金を借りるときは、トラブル防止のために申込内容を偽らないようにしましょう。
ウソをついてもバレるし、審査にも通らなくなるからメリット無いよ!
借金返済ができないなら債務整理や自己破産するのも1つの手段
借りたお金を返せなくても、逮捕されたり前科がつくことはないのがわかりました。
しかし、借金が返済できない状況はいいとは言えません。
損害遅延金(延滞金)も大きくなりますし、上のように裁判で強制的に差し押さえられることもあります。
どのくらい延滞してたら差し押さえられちゃうの?
私は1年延滞してたけど差し押さえられなかったよ!でも業者によってはかなり早く執行するかもね!
もし、どうしても借金が返せないなら早めに債務整理や自己破産の手続きをしてしまいましょう。
- 債務整理:借金を減らしたり、猶予を持たせたりすること
- 自己破産:裁判所に認められれば借金が免除される
債務整理、自己破産ともに適用されるとブラックリストになるので、しばらくの間はクレジットカード・ローンの審査には通りません。
しかし借金を延滞し続けると、永遠に信用情報機関(CIC)にそのデータが登録されます。
ブラックリストになってしまう上、完済しなければ新たな借り入れはほぼ不可能です。
CIC登録 | 期間 |
3ヶ月以上の延滞 |
延滞している間ずっと |
3ヶ月以上の延滞を完済 | 5年 |
債務整理 |
5〜7年 |
自己破産 | 5〜10年 |
債務整理や自己破産について心配なことがあれば、できるかぎり早く弁護士に相談してください。
おわりに
以上、延滞でブラックリストになっても逮捕はされません...という記事でした。
借金が苦しくて延滞しても捕まることとはないので安心してください。
しかし私の場合、踏み倒したお金は「10万円」とそこまで大きくない金額でした(それでも延滞はダメですが)。
もし数十万〜数百万の借金を長い間払わなければ、相手が訴えてくる可能性も高まります。早めに以下の対策を取りましょう。
- 延滞している借金を返す
- 支払いの金額、期間に猶予を持たせてくれるように交渉する
- 債務整理、もしくは自己破産の手続きをする
本日は、以上です!