「延滞してブラックリストになっちゃった...クビになったらまずいけど会社にバレるのかな...」
...今回は、ブラックリストは勤務先にバレるのか?について書いていきます。
クレジットカードやローンの支払いを3ヶ月以上しないままだと、信用情報にキズがついてブラックリストになります(コチラの記事も参照)。
ブラックリストは最低でも5年間はカードやローンが作れません。では、ブラックリストになった通知は勤務先にも届くのでしょうか?
ブラックリストになって会社をクビになるんじゃないか...と不安な人は、参考にしてもらえればと思います。
ブラックリストが勤務先にバレることは99.9%ない
まず結論からいうと、自分のブラックリスト情報が勤務先にバレることは99%ありません。
会社に督促が来るんじゃないの?...という人もいますが、アコム、プロミス、アイフルなどの大手消費者金融はそういった取り立てをすることはありません。
また、自己破産や債務整理でブラックリストになっても会社には同じくバレません。
- 借金延滞:バレない
- 債務整理:バレない
- 自己破産:バレない
借金を延滞しても会社に通知するシステムはないので安心してください。
信用情報が「異動」になっても勤務先には通知されない
ブラックリストを含む信用情報は、CICという信用情報機関に登録されています。
CICが管理しているのは、私たちがクレジットカードやローンを申し込んだときの名前、住所、勤務先や支払い状況などのデータ。このデータはネットや窓口で申請すれば開示することができます(CIC公式サイトも参照)。
これは私が開示したCICの登録データです。
赤丸は「返済状況」。残債額などがここに載りますが、3ヶ月以上の延滞をすると『異動』と書かれてブラックリスト入りです。
青丸は「入金状況」。アルファベットは以下の意味を指します。
- $:請求日までに入金があった
- A:請求日までに入金がなかった
余談ですが私は1年以上も延滞をしていたので、AAAAAAA...と連続で書かれていました。
関連記事:1年間踏み倒し!クレジットカードの延滞でブラックリストになった話
またブラックリストが解除されるまでも長く、内容にもよりますが最低でも5年かかります。
原因 | 期間 |
3ヶ月以上の延滞 | 延滞している間ずっと |
3ヶ月以上の延滞を完済 | 5年 |
債務整理 | 5〜7年 |
自己破産 | 5〜10年 |
ここで大切なのは「異動」情報。3ヶ月以上の延滞をするとブラックリストになりますが、上でも書いた通り、異動になったことは勤務先には知らされません。
CICの情報は悪用されるとあぶないので、申し込んだ本人しか見れないようになっています。
1年以上も支払わなかったら、さすがにバレるんじゃないの?
たしかに電話や督促状はめっちゃ来たけど、勤務先にはバレなかったよ!
アメリカではブラックリストが勤務先にバレる?:
日本では他人にはバレないブラックリストですが、カード大国アメリカでは話が変わってきます。
アメリカでは『クレジットスコア』というシステムが発達して、クレジットカード、公共料金、家賃などの各種支払いがデータとして記録されています。これだけなら日本とほぼ一緒ですが、なんとアメリカではそのクレジットスコアを面接で企業がチェックできるんです(詳しくは下の記事も参考に)。
カード大国アメリカだからこそ、支払いがだらしなくて信用のない人は、日本よりも扱いがきびしいんですね。
ブラックリストが会社にバレる可能性まとめ
延滞してブラックリストになっても会社にバレることはまずありません。では、万が一バレてしまうのはどういったケースなのか?
ヤミ金融や無許可営業の業者からお金を借りている
大手の金融会社ではなく、ヤミ金融などから借金をしていると話は別です。
こういった業者から延滞をすると勤務先にも督促に来ることは十分に考えられます。借金をするときは貸金業法(以下の引用も参照)を守っている、しっかりした企業からお金を借りましょう。
貸金業法 第二十一条
貸金業を営む者又は貸金業を営む者の貸付けの契約に基づく債権の取立てについて貸金業を営む者その他の者から委託を受けた者は、貸付けの契約に基づく債権の取立てをするに当たつて、人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。
引用元:http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=358AC1000000032#D
ETCカードが作れない
仕事でETCカードが必要なのに、ブラックリストで作れず会社にバレるケースもあります。
営業職やドライバーで、車をよく使う仕事の人にあてはまりますね。
ただ仕事でどうしてもETCカードを作らなければならない...という人は、ブラックリストでも審査が不要な「ETCパーソナルカード」が便利なので申し込んでみてください。
クレジットカードを作れない
ブラックリストになるとクレジットカードの審査には通りません。
クレジットカードを1枚も持っていないことに気づかれると、同僚に怪しまれることがあるので気をつけましょう。
「クレジットは使いすぎるから」「現金主義だから」と避けてもいいですが、クレジットカードと同じ利用ができるデビットカードを持っておくことをオススメします。
ローンが組めない
ローンが組めずに会社にブラックリストがバレてしまうこともあります。
ノルマにキビシイ企業は、達成できなかった社員に「自爆営業」で自社の高い商品をローンで買わせるケースがあるからです。
自爆営業があるかどうかは社内の雰囲気やネットの口コミなどで把握できるので、余裕があれば調べておきましょう。
また車や家のローンも組めないので、「家は買わないの?」という話題になると上手にかわさなければなりません。
給料の差し押さえ
借金を延滞したままにしておくと、消費者金融によっては訴訟を起こしてきます。債権者が勝ってしまうと、とりっぱぐれのない「給料」が優先して差し押さえられてしまいます。
給料を差し押さえるのですから、会社にバレるのは避けられません。
私は借金10万円を1年間踏み倒してました。幸い訴えられることはありませんでしたが、金額が多くなるほど訴訟のリスクは高まります。
だいたい延滞して3ヶ月〜半年ぐらいで、きびしい消費者金融では訴訟をしてくるでしょう。
訴訟のリスクを抑えるためにも、督促状や裁判所からの通知が届いたら早めに行動してください。
おわりに:バレるのが 不安なら弁護士さんに相談しよう
以上、ブラックリストになってもまず勤務先にはバレないよ...という記事でした。
もしバレる可能性が高いとしたら、上でも書いた給料の差し押さえでしょうか。すでに完済しているならまだしも、延滞したままだと訴訟のリスクは常につきまといます。
できるだけ早めに完済するか、「どうしても返すのはムリだ!」というなら手遅れになる前に弁護士さんに相談しましょう。
本日は、以上です!
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