「預貯金額の項目って何を書けばいいの?そもそも書かなきゃいけないの?」
...今回はクレジットカード申し込みの「預貯金額」についてのお話です。
クレジットカードを作るときに目にする『預貯金額』の項目。これってどうやって書くのがベストなのでしょうか?
「自分の貯金額が勝手にチェックされてるか不安...」という人もいるかもしれませんえ。
では、預貯金額の記入について解説していきたいと思います。
預貯金額は任意項目なので書かなくてもよい
まず最初に言いたいのは、クレジットカード申し込みの「預貯金額」は任意項目だということ。
つまり記入しても、空白のままでもどっちでもいいんです。審査への影響もゼロではないでしょうが、優先度はかなり下だと推測されます。
私もいろいろなクレジットカードを申し込み、そして多くのカード受付のバイトを経験しました(こちらの記事も参照)が預貯金額の記入が必須だったカード会社はほぼありませんでした。「楽天カード」ぐらいでしょうか。
もちろん例外はあります。ネットだけでなく窓口でカードを申し込む場合、受付スタッフはマニュアル通りに仕事を進めたいので任意項目でも「預貯金額をご記入ください」とうながすことがあります。
ただこれも強制ではありませんから「書くのはイヤ」と伝えれば問題ないです。
私もカード窓口でバイトするときは「よければ書いてください」ぐらいのニュアンスで伝えてるよ
...逆に必須項目は文字通り「必ず」記入をしないと先に進めません。カード会社によってすこし変わりますが、共通する必須項目はこちらになります。
氏名 | 性別 |
生年月日 | 住所 |
電話番号 | 世帯主 / 非世帯主 |
生計を同一とする家族 | 家族と同居 / 別居 |
居住年数 / 居住の種類 | 本人確認物の情報 |
勤務先情報 | 借り入れ状況 |
預貯金額は「クレジットカードの支払いにあてられる額」を書こう
預貯金額が任意なのはわかったよ。じゃあ書くときは何を記入するの?
記入のベストの方法は、金融機関にあずけているお金で1年間クレジットカードの支払いにあてることができる金額を書くこと。平たく言うと「予算」です。
なにも銀行にあずけている全額を正直に書く必要はありません。
- 預貯金を全額書く:そこまでしなくていいい
- 預貯金額を書かない:これも選択肢の1つ
- 預貯金からカード払いにあてられる額を書く:これがベストの方法
たとえば「カード払いで1年に100万ぐらいは使うかな?」という人は、預貯金の項目に「100万」と記入するだけ。
バイト先のカード会社の社員さんからも「1年間に使う額を書いてもらう」って教えられたなあ...
楽天カードのように記入時に説明がある企業(下の画像赤枠)はもちろん、ない企業でも支払いにあてられる予算を書けばOKです。
※ 楽天カード公式サイトの申し込み画面より
支払いにどのくらいあてられるかなんてわからないよ...という人も、だいたいこのぐらい使うかな?という予算を書きましょう。
これは自分が決める項目なので、できるだけ最大限の額を書くことをおすすめします(もちろんウソはいけません)。
残高もないし、どのぐらい使うかも決めてない...という人は、別に空白のままでもかまいません。上でも書きましたが預貯金額は任意項目なので、安定した仕事や収入があるとカード会社が判断すれば審査には通ります。
カード会社は本当の預貯金額を申し込みでチェックできない
冒頭でも書いた「自分の本当の貯金額が勝手にチェックされているかどうか」ですが、答えは「ノー」です。
預貯金額を記入しても口座残高をカード会社が調べることはありません。
カード会社は申込者の信用情報をチェックすることはできますが、この信用情報に口座の残高は記載なし。ここに情報がない以上、どんなにカード会社が頑張っても口座にいくらあるかはわからないので安心してください。
- 信用情報に記載がある:氏名、生年月日、住所、勤務先の情報など
- 信用情報に記載がない:口座情報、口座残高など
ただし例外として、同一グループでキャッシュカードが一体型になったクレジットカードの申し込みなどではカード会社が口座残高が調べている可能性があります。
「絶対に残高を知られたくない!」なら作るカードと同じグループ内の銀行口座は指定しないようにしましょう。
たとえば三井住友VISAカードを申し込むなら、「三井住友銀行」ではなく「三菱UFJ銀行」の口座を指定すれば残高がバレることはありません。
おわりに
以上、クレジットカード申し込みの「預貯金額」は1年間に使う予算を書こう!...という記事でした。
私はバイトの経験から「何を書けばいいか」は分かっていますが、カード申し込みの経験が少ない人にとって預貯金額の項目は本当に戸惑いますよね。
楽天カードが丁寧な説明をしているように、他のカード会社も「何の情報を書けばいいか?」はちゃんと画面で案内しておいたい方がいんじゃないかなと思います。
本日は、以上です!