「クレジットカードってよくわからないけど、すぐに引き落としができるなら使ってみたいなあ」
...今回は、すぐに引き落としができるクレジットカードがあるのか?ということについて書いていきます。
クレジットカードは支払いから1〜2ヶ月ほどで登録している口座からお金が引き落としされます。つまり「後払い」ということです。
でも中には「支払ったその場で引き落とししてくれたら便利なのに...」と考える人もいるはず。たしかにすぐに引き落としされれば自分がお金をいくら使ったかが分かりやすいですよね。
では、実際にすぐに引き落としができるクレジットカードはあるのでしょうか?
すぐに即時引き落としができるクレジットカードは存在しない
まず結論からお伝えすると、支払ったその場ですぐ引き落としができるクレジットカードはありません。
これはクレジットカードがそもそも「後払い専用(ポストペイ)」のカードだから。
利用代金を後から払うというシステムで作られているので、たとえば「いつもは後払いだけどこの買物だけは即日引き落としにする!」...と切り替えることは不可です。
- 間違い:クレジットカードは後払いと即日払いを切り替えできる
- 正解:クレジットカードは後払いのみできる
クレジットカードには「締め日」と「引き落とし日」がそれぞれ用意されています。もし支払いから引き落としまでのスパンを短くしたければ、締め日ギリギリに買い物しましょう。
...しかし締め日から引き落とし日までは短くても2週間、長いと1ヶ月以上も期間があるので、すぐに引き落とししたい人にとってはなかなか現実的ではありません。
キャッシュレスですぐに即時引き落としができる3つのツール
ここまで、クレジットカードではすぐに引き落としはできません...という話をしてきました。
しかし「現金じゃなくてキャッシュレスで払いたい!でも即日引き落としじゃなきゃイヤだ!」...という人もたくさんいるでしょう。そこで支払いからすぐに引き落としができる3つのツールを紹介します。
1. デビットカード
最も代表的な「即日引き落とし」のツールと言えば、デビットカードでしょう。
デビットカードとは、「決済した瞬間に銀行口座からお金が引き落とされる」というシステム。 クレジットカードと違ってこちらは「即時引き落とし専用」のカードです。
支払いごとの引き落としになるので「自分が今いくら使ったか?」...これがクレジットカードよりもわかりやすくなっています。感覚としてはより現金払いに近いですね。
また日本で発行されているデビットカードは「VISA」、「JCB」という国際ブランドが主に付与されています。
たとえばジャパンネット銀行の口座を持っている人が「ジャパンネット銀行Visaデビットカード(キャッシュカード一体型でVISAブランドのデビットカード)」を作れば、VISAブランドの加盟店でデビットカード決済ができるということ。
つまりクレジットカードとデビットカードは使える施設やサービスはほぼ一緒です。
施設 / サービス | デビットカード利用可否 |
コンビニ | ◯ |
スーパー | ◯ |
デパート | ◯ |
ネット通販 | ◯ |
ガソリンスタンド | △ |
ETCカード | 作成不可 |
格安スマホ | △ |
公共料金 | △ |
※ すべてカード払いできることが前提
このようにETCカードが作れず一部利用できない施設もありますが、一般的なカードブランドの加盟店であればだいたいどこでも使えます。
またデビットカードには審査がなく、銀行口座が作れる年齢の人であれば誰でも持つことができます(※ 一部年齢制限や審査あり)。 利用限度額が「口座に入っているお金」になるので、使いすぎる心配がないんですね。
即日引き落とししたい人はもちろん、クレジットカードが怖いという人や審査に落ちてしまった人にもおすすめしています。
- 支払いの期間を長くしたい人:クレジットカードがおすすめ
- ポイントをたくさん貯めたい人:クレジットカードがおすすめ
- 決済してすぐに引き落とししたい人:デビットカードがおすすめ
- クレジットカードは使いすぎが怖いという人:デビットカードがおすすめ
- クレジットカードの審査に落ちてしまった人:デビットカードがおすすめ
下記記事でもデビットカードについて書いているので、どうぞご覧ください。
2. プリペイド式クレジットカード
デビットカードによく似た存在としてプリペイド式クレジットカードがあります。
決まった金額をチャージしてその金額内で買い物ができるカードです。大手キャリアKDDIが発行する『au WALLET』が有名です。
...チャージして使うので厳密には即時引き落としではありませんが、「いくら使ったか」はデビットカードと同じぐらいわかりやすいです。
チャージできるお金の上限が決まっているので発行での審査は不要。国際ブランドが付いているので、その加盟店であればほぼどこでも決済可能です。
そしてデビットカードと違い口座を作らなくてもカードを申し込みできます。デビットカードのために口座を持つのは面倒!...という人はプリペイド式がおすすめです。
3. 電子マネー(プリペイド式のもの)
最後に紹介するのは電子マネーです。
こちらもプリペイド式と同じく事前にチャージした金額だけ決済できます。またクレジットカードやデビットカードと違って、支払いは端末にカードをかざすだけなのでサインが不要です。
- クレジット(デビット)カード:支払いにはサインや暗証番号が必要(なくてもいい施設もある)
- 電子マネー:支払いはカードをかざすだけでサインは不要
また電子マネーはシェア争いが激しくたくさんの種類が発行されています。残念ながら、1枚持っていればどこでも使える!...という電子マネーはないものの、その代わり特定の施設で使えばクレジットカード以上にポイントが貯まることも多いです。
そして重要なのが、電子マネーにも「プリペイド式」と「ポストペイ式」の2種類あるということ。
プリペイド式はチャージした現金分だけ即時決済。そしてポストペイ式は支払ったお金が後から紐づけされているクレジットカードなどから支払われます。
プリペイド式の電子マネーはこちら。
Suica | ICOCA |
PASMO | WAON |
nanaco | 楽天Edy...など |
ポストペイ式の電子マネーはこちら。
iD | QUICPay |
PiTaPa | ...など |
プリペイド式だと思って買い物に使ったらポストペイだった!...なんて勘違いが起きないようにしましょう。
おわりに:
以上、クレジットカードはすぐに引き落としはできないから代わりに3つのツールを使おう!...という記事でした。
どうしてもクレジットカードは後払いだからイヤ!...という人は、これらの手段も検討してみてください。
本日は、以上です!