「アメックスってかっこいいけど、年会費が高いイメージがあるんだよなあ。無料で作れないのかな?」
...今回はこのような疑問にお答えしていきます。
ステータスの高さが印象的なアメリカン・エキスプレス(アメックス)。アメックスというブランドに憧れがある人も多いのではないでしょうか?
その一方で、アメックスのクレジットカードはかなり高いことでも有名です。私が保有している『ANAアメックス』は税抜7,000円、『アメックス・ゴールドカード』はなんと税抜29,000円とかなり高額。
いくら興味があっても、これだけ年会費が高いと手を出しにくいですよね。そこで年会費無料で持てるアメックスカードはあるのか調べてみました。
セゾン、楽天のアメックス提携カードなら年会費無料で作れる
まず結論から言うと、クレディセゾンと楽天カードがそれぞれ発行しているアメックスブランドのクレジットカードなら、年会費無料で持つことができます。
現状では、この2社以外のカード会社でアメックスブランドを年会費無料で発行しているところはありません。2社ともアメックスのカードブランドを借りて発行している、いわゆる「提携カード」になります。
本家アメックスが自社発行している「プロパーカード」ではありませんが、アメックスブランドの加盟店であれば、もちろん提携カードでも支払いが可能です。
クレディセゾンの年会費無料アメックスカード
クレディセゾンは多数のクレジットカードを扱っていますが、そのうち年会費無料でアメックスブランドが存在するカードはこちらです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード ※1 | ウォルマートカード セゾン |
三井ショッピングパークカード《セゾン》 | <PARCO カード> |
タカシマヤセゾンカード | ラゾーナ川崎プラザカード《セゾン》 |
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード ※1 | みずほマイレージクラブカードセゾン |
まるひろMクラブカード | アトレMクラブカード |
JQ CARDセゾン ※1 | 出光カードまいどプラス ※2 |
※1 初年度無料で年1回以上ショッピング利用があれば翌年も無料
※2 厳密にはガソリンスタンドの「出光」が主体の発行カード
ほとんどのカードは年会費が永年無料で作れますが、「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」、「JQ CARDセゾン」、「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」の3枚は年1回以上のショッピング利用がなければ年会費が発生します。
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード:年会費 税抜1,000円(初年度無料)
- JQ CARDセゾン:年会費 税抜1,250円(初年度無料)
- ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード:年会費 税抜500円(初年度無料)
...とはいえクレジットカードを年に1回でも使えばOKなので、無料にするハードルはかなり低め。「いつ使ったか忘れちゃう...」という人は電気代やスマホ代のような光熱費・ライフラインの支払いにこれらのカードを登録しておくと良いでしょう。
ここからは、個人的に私がおすすめするアメックスブランド付きのセゾンカードを3枚ざっと紹介してきます。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
白い表面に兵士の横顔デザインが特徴的な、「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」。クレディセゾンのアメックスブランドを代表するカードと言ってもいいでしょう。
その完成されたデザインは、とても年会費が無料だとは思えません。年会費は安く抑えたいけどステータス性も欲しい!...という人にはおすすめのカードです。
ポイント還元率は本家アメックスより高め:
またクレディセゾンのカードに共通ですが、1ヶ月のショッピング利用金額に対して「永久不滅ポイント」が還元率0.5%相当で貯まっていきます。本家アメックスはポイント還元率が0.3%とかなり低めなので、このカードを持つ大きなメリットの1つです。
- セゾンパール・アメックス:ポイント還元率0.5%
- 本家アメックス:ポイント還元率0.3%
年会費は上に書いたように年1回以上のカード利用が必要なので、うっかりして使わなかった...なんてことがないようにしましょう。
みずほマイレージクラブカードセゾン
クレジットカード機能とみずほ銀行のキャシュカード機能をまとまめたのが、「みずほマイレージクラブカードセゾン」です。年会費は永年無料。
本来は別々に持たなければならないカードを1枚にまとめているので、お財布の中がすっきりするのは大きなメリットですね。また利用状況に応じて、みずほ銀行とイオン銀行の時間外ATM手数料が無料になるので使い方によってはかなりの節約になります。
もちろん永久不滅ポイントも貯まっていきますよ。
三井ショッピングパークカード《セゾン》
ららぽーとや三井アウトレットパークなど、三井不動産グループのショッピング施設でオトクに使えるのが「三井ショッピングパークカード《セゾン》」。年会費は永年無料。
永久不滅ポイントとは別に、対象施設でのショッピング利用で「三井ショッピングパークポイント」がなんと還元率2%で貯まっていきます。 またショッピング施設ごとの優待があり、カード払いだけでなく提示するだけで現金割引が受けられるショップも多数。
優待内容がかなり破格なので数あるセゾンカードの中でも特におすすめできるクレジットカードの1つです。
楽天カードでも年会費無料でアメックスが持てる
日本でもトップクラスの知名度を誇る「楽天カード」ですが、2018年9月25日よりアメックスブランドの取り扱いを開始しました。もちろん他のVISA、Mastercard、JCBと同じく年会費は無料です。
楽天カードはポイント還元率が通常でも1%とクレジットカードの中でも高め。さらに楽天市場など、楽天グループのサービスを利用すればよりたくさんのポイントが貯まります。
アメックスブランドも欲しいけど、楽天市場もよく使うしポイントにもこだわりたい...という人は、やはり楽天カードを使うのがベストでしょう。
アメックスのプロパーカードは年会費無料では作れない
ANAアメックスカードはプロパーカードの1枚
「提携カードは無料で作れるのはわかったけどさ、じゃあアメックスプロパーカードはどうなの?」という人もいると思いますが、残念ながらアメックスのプロパーカードは年会費無料で作ることはできません。
- アメックス提携カード:年会費無料のカードもある
- アメックス本家カード:年会費無料のカードはない
ブランドの名前を貸している状態の提携カードと違って、プロパーカードはまさに本家本元。自社発行の年会費は下記のとおりです。
プロパーカード名 | 年会費(税抜) |
アメリカン・エキスプレス・カード | 12,000円 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 29,000円 |
ANAアメリカン ・エキスプレス ・カード | 7,000円 |
ANAアメリカン ・エキスプレス ・ゴールド・カード | 31,000円 |
アメリカン ・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード | 10,000円 |
デルタ スカイマイル アメリカン ・エキスプレス・カード | 12,000円 |
ペルソナSTACIAアメリカン ・エキスプレス・カード | 14,000円 |
ほとんどのカードの年会費が1万円を超えていますね。このようにステータス性を重視するアメックスにとって、年会費無料のプロパーカードは会社のスタイルに合わないのでしょう。
グリーンカードとゴールドカードは初年度を年会費を無料にできる
プロパーカードの中でも「アメリカン・エキスプレス・カード(グリーンカード)」「アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード」は例外で、初年度限定で年会費を無料にすることができます。
- グリーンカード:税抜12,000円が初年度無料
- ゴールドカード:税抜29,000円が初年度無料
定期的にアメックスが行っている無料キャンペーンです。くわしくはこちらのサイトも参考にしてください。
くり返しますが、このキャンペーンで無料になるのはカード発行の初年度だけ。2年目以降はガッツリ年会費がかかります。
ただここで発行できるアメックスカードは正真正銘の本家。「本物のステータス感を味わってみたい...」という人にはありな選択肢なのかもしれません。
まあでも初年度無料キャンペーンを含めても、もし数年単位で持つなら「ANAアメックス」が本家では1番年会費が安くなるけどね...
おわりに:カードを作って半年以内に解約はやめよう
以上、アメックスは提携カードなら年会費無料のものがいくつかあるよ...という記事でした。
入会金や解約金もかからないので、年会費無料のアメックスカードをお試し感覚で使ってみるのは全然ありだと思います。
...ただしクレジットカードは発行から半年以内に解約すると信用情報がネガティブになってしまうので、最低でも半年、できれば1年以上待ってから解約しましょう。どうせ無料なので放置しててもお金はかかりません。