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ブラックリストの人が引っ越し!住所が変われば延滞や債務整理のブラック情報は消える?

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「ブラックリストの情報消したいな...引っ越しして住所が変われば消えるかな?」

 

...今回は引っ越しでブラックリストの情報は消えるのか?ということについて書いていきます。

 

クレジットカードの延滞、あるいは借金が返せず債務整理などをしてしまうと、ブラックリストになってしまいます。クレジットカードやローンの審査に通らなくなり、最低でも5年間はその情報が消えることはありません。

 

しかし「住所が変わればブラックリストかどうかは分からなくなるから、クレジットカードが作れるんじゃないの?」と考える人も多いです。

 

そこで本当にそんなことが可能なのか、調べてみました。

 

 

 

引っ越しで住所が変わってもブラックリストの情報は消えない

 

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まず結論から言うと、引っ越しで住所が変わってもブラックリストの情報は消えません。つまりクレジットカードを申し込んでも落ちてしまいます。

 

クレジットカードや消費者金融に申し込むときは、住所以外にも以下の情報が必要です。

 

  • 氏名
  • 生年月日
  • 勤務先情報
  • 本人確認物(免許証、保険証)...など

 

このようにいくらでも本人を特定できる項目があるので、ブラックリストかどうかはカンタンにわかってしまいます。仮に住所が変わっていても、「同姓同名で生年月日が同じ」...なんて人はなかなかいませんからね。

 

カード会社もそこは慣れているので、「ブラックリストの疑いがある人」にクレジットカードを発行させることはしません。結果、審査に通る確率は低くなってしまいます。

 

引っ越しでブラック情報が消えるなら延滞がどんどん横行する

 

そもそも住所が変わったぐらいでブラックの情報が消えるなら、みんなどんどん借金をしてどんどん延滞してしまいます。

 

  • 引っ越しでブラックが消える:延滞しても引っ越しすればいいので返済しない
  • 引っ越しでブラックが消えない:ブラックリストになりたくないので返済する

 

借金が返せなければ引っ越しすればいいだけなので、この世にブラックリストなんて生まれませんよね(苦笑)住所が変わるのはもちろん、結婚して性別が変わってもブラックリストの情報は消えないと思っておきましょう。

 

下記記事にも詳しく書いてあります。

 

www.blacklist-kirin.com

 

ブラックでも引っ越しは可能だが物件によっては入居審査に落ちる

 

ブラックリストになってしまったら引っ越し自体ができないんじゃないの?賃貸を借りれないんじゃないの?...という人もいますが、心配ありません。

 

上でも書いたようにブラック情報を消すことはできませんが、ブラックリストでも引っ越しはできますし、賃貸も借りられます。

 

ブラックリストはあとから詳しく書きますが、クレジットカードの延滞などで「信用にキズが付いている」ことを指します。引っ越しをしたり賃貸を借りるとき、信用は関係ありません。

 

ちゃんと家賃を払ってくれるかって審査はあるけど、カードの審査とはまた別だよ

 

ただし賃貸の入居審査で「信販系の保証会社」が審査をしている物件はブラックリストだと影響が出てくるので、なるべく大家さんや不動産会社が審査をしている部屋を選びましょう。

 

  • 大家さんが入居審査:ブラックリストでも影響はない
  • 不動産会社が入居審査:ブラックリストでも影響はない
  • 独立系の保証会社が入居審査:ブラックリストでも影響はない
  • 信販系の保証会社が入居審査:ブラックリストだと落ちる可能性が高い

 

私もブラックリストになってから引っ越しをしましたが、そこの物件は独立系の保証会社が審査をしていたので、問題なく入居することができました。部屋を決めるときは、不動産屋さんによく相談してみましょう。

 

関連記事:ブラックリストでも賃貸契約できるの?入居審査に影響はある?

  

ブラックリスト=CICに「異動」情報が登録されること

 

「そもそもブラックリストって何なの?」...という人にわかりやすく説明すると、上でも書きましたが私たちの信用情報にキズがつくことを指します。

 

私たちがクレジットカードやローンを契約するとき氏名、住所、勤務先などを記入しますが、そのデータはすべて信用情報機関(通称:CIC)という組織に登録されます。CICはこれらの個人情報に加えて、カードやローンの返済状況も管理しています。

 

  • CIC:個人情報や返済状況のデータを管理する組織

 

このCICのデータはネットや窓口で申請すれば開示して見ることができます(CIC公式サイトも参照)。以下は開示した私のデータです。

 

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赤丸は「返済状況」。残債額などがここに載りますが、3ヶ月(もしくは61日)以上の延滞をすると『異動』と書かれてブラックリスト入りです。

 

CICに加盟しているカード会社やローン会社、そして信販系の保証会社は、審査のときに申込者のCICデータをチェックします。異動情報があるとまず可決しません。

 

そして青丸は「入金状況」。アルファベットは以下の意味を指します。

 

  • $:請求日までに入金があった
  • A:請求日までに入金がなかった

 

入金状況の理想は$$$$$$$$...と並ぶことですが、いい加減な返済や滞納をするとここがAになってしまいます。これは余談ですが私は1年以上もクレジットカードを延滞した経験があり、AAAAAAA...と連続で書かれていました。

 

ブラックリストになると解除まで5〜10年かかる

 

またブラックリストが解除されるまでも長く、冒頭でも書いたように最低でも5年間は異動情報は消えません。

 

原因  期間
3ヶ月以上の延滞(未払い)  延滞している間ずっと
3ヶ月以上の延滞(完済) 完済から5年
債務整理 5〜7年
自己破産 5〜10年

 

ちなみに人違いなどで誤ってブラックリストになってしまったときは例外で、CICに申請すればすぐ消えます。これ以外でブラックリストを期間内に消すことはできません。

 

自分がブラックかどうか知りたい!...という人はとりあえずCICを開示してみましょう。デビットカードしか持っていなくても開示はできますが、利用できるカードに縛りがあるので気をつけてください。

 

おわりに

 

以上、ブラックリストでも引っ越しはできるけどブラックの情報は消えないよ...という記事でした。

 

ただ引っ越しをするならまだしも、「ブラック情報を消すために住所を変える!」なんてのは無謀すぎるのでやめておきましょう。

 

本日は以上です!

 

 

 

 

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