デビットカードでクレヒスは作れるの？CICに利用データが残るか解説します

「クレジットヒストリーを作りたいんだけど、デビットカードでできるのかな？」

...今回はデビットカードでクレジットヒストリー（クレヒス）が作れるのか？について書いていきます。

ブラックリストの人やブラックが解除されたばかりの人は、信用が低いのでクレジットカードの審査がなかなか通りません。そんなとき皆さん１度は「デビットカードでもクレヒスが作れないだろうか」...と考えると思います。

確かに審査なしで作れるデビットカードで優秀なクレヒス（＝返済履歴）が残せれば、今後クレジットカードを作るときにも有利になりますよね。

では、信用情報機関（CIC）にデビットカードのクレヒスは残るのでしょうか？

デビットカードでCICにクレヒスを作ることはできない

まず結論から言うと、デビットカードの支払いでCICにクレヒスを作ることはできません。

デビットカードは支払いがその場で引き落としになるカード。銀行口座にお金がなければ使えません。

つまり自分の持っているお金以上の支払いはできないので、信用情報は重要ではなく、CICには何も登録されないんです。

反対にクレジットカードは一旦カード会社にお金を立て替えてもらって、あとから返済するシステムです。自分の持ってるお金以上に支払いができてしまうので、信用情報が重要になり、CICにも個人情報やクレヒスが登録されます。

信用がそんなに重要ではないからこそ、デビットカードはクレジットカードと違って入会審査なしで作れるんです。

クレヒスは「私はちゃんと期限を守ってカードやローンの返済をしていますよ」...と信用情報をアピールするためのもの。CICの情報はクレジットカードやローンを申し込むとまず間違いなくチェックされるので、優秀なクレヒスであればあるほど審査に通りやすくなります。

しかしデビットカードをいくら使っても、他のカードやローンを申し込むときのアピールにはなりません。

まあ、デビットカードはとても便利で、日常生活やネットショッピングでもほぼクレジットカードと同じ感覚で使えます。しかしCICに情報がない以上、いくらデビットカードを使ってもクレヒスを作ることはできないんですね。

「じゃあクレヒスを積むにはどうしたらいいの？」...ということですが、これは単純でCICに返済履歴が残る支払い方法を選びましょう。

CICに登録される支払い方法はいくつかあります。表にまとめました。

これらの支払い方法で請求日の支払いをキチンを守り続ければ、それだけで勝手にクレヒスは積み上がっていきます。

個人的におすすめなのは、クレジットカードや携帯分割払いでクレヒスを積むこと。クレジットカードはもちろんですが、分割払いもローン扱いになるのでちゃんとCICに登録されます。

...もし審査が不安だという人は「審査の甘いクレジットカード」を作ったり、携帯なら比較的通りやすいと言われる「機種変更」のタイミングで分割を組んでみましょう。

審査の甘いクレジットカードは以下の記事も参考にしてください。年会費はかかりますがブラックリストでも作れる可能性のあるカードです。

くり返しになりますが、クレヒスは請求日の支払いをきちんと守り続けることが大切です。以下は私が開示したCICの支払いデータの一部になります。

このように「＄」マークが連続して並んでいるのがもっとも理想的なクレヒスです。

基本的にこの「＄」マークが多いほど審査に通りやすく、「A」マークが多いほど審査に通りにくくなります。

カード会社、ローン会社によっては１日でも支払いが遅れるとネガティブな「A」マークが付くので、引き落とす口座にはしっかりとお金を入れておきましょう。

私も支払いが滞りAAAAAAA...と連続でマークがならんでしまい、結果ブラックリストになってしまいました。ここまで多くならなくても、Aが１つでも付いてしまうと審査にはかなりマイナスです。

毎月小額でいいから、遅らせずにコツコツと支払いをしていこう

以上、デビットカードでクレヒスは作れないからクレジットカードや携帯分割払いで実績を積もう...という記事でした。

残念ながらデビットカードではクレヒスは作ることができません。これが日本でデビットカードがそんなに普及しない原因なんじゃないか...と思ってしまいますね。

本日は以上です！