「金券ショップで乗車券とか買うんだけど、クレジットカードでも払えるのかな?」
...今回は金券ショップでクレジットカードや電子マネーの支払いができるのか?について書いています。
金券ショップは映画の前売券、鉄道会社のチケット、ギフトカードなどを扱うお店のこと。チケットショップとも呼ばれ、大都市の駅や地下街などでよく見かけますね。
通常の値段よりも安く買えるため、出張や帰省で新幹線に乗るときは交通費を浮かすやめに金券ショップで買う...という人も多いでしょう。
さて、この金券ショップはの支払いはクレジットカードや電子マネーでも可能なのでしょうか?安くチケットが買えてカードのポイントが貯まったら嬉しいですよね。
金券ショップでポイントを貯めたい...という人は参考にしてください。
金券ショップ(チケットショップ)でクレジットカードや電子マネーは使えない
まず結論から言うと、金券ショップ、チケットショップの支払いにはクレジットカードや電子マネーは使えません。決済は現金のみとなります。
動画でもサクッと解説しました。
youtu.be
以前までは大手チケットショップ『甲南チケット』ではクレジットカードが使えていたらしいのですが、いまは廃止に。よほど小規模な会社を除いて原則現金払い以外はできないことになっています。
- 昔:甲南チケットではクレジットカードが使えていた?
- 今:すべての金券ショップでクレジットカードは使えない
利用可否 | |
現金 | ◯ |
クレジットカード | ✕ |
デビットカード | ✕ |
各種電子マネー | ✕ |
QRコード決済 | ✕ |
ギフトカード / 商品券 | ✕ |
ポイントサービス | なし |
このように業界自体が現金払いのみ対応しているので、いくらクレジットカードで払いたい!...と探し回っても、そのような金券ショップを見つけることはかなり難しいでしょう。
カード払い対応にするには手数料とコストがかかる
それにしても、キャッシュレスが国を挙げて進められているのにどうして金券ショップでは現金のみの扱いなのでしょうか?
金券ショップで現金のみ使える理由ですが、クレジットカードや電子マネー払いをすると加盟店手数料(3%〜5%)がかかるからだと考えられます。
- 加盟店手数料:カード払いのときに加盟店がカード会社に支払うお金
金券ショップに限らず安さをウリにしている企業は「薄利多売」です。数%の手数料でも企業にとってはかなりの負担になってしまうのでしょう。金券ショップは「利ざや」で儲ける業界なので、カード払いを導入すると手数料でかなりのダメージを負ってしまいます。
またクレジットカードや電子マネーに対応しようとなると、当然すべての店舗のレジを新しいもの入れ替えなければなりません。もちろんそのコストも膨大です。
わざわざ費用をかけてレジをクレジットカード対応にしても、それに比例して売上が伸びるのかというと...かなり微妙です。立ち寄るお客さんも「金券ショップは現金払い」という認識があるのでなかなかカード払いにする人はいないでしょう。
つまり金券ショップは現金オンリーだからこそ安値で勝負できていると言えます。
もしクレジットカードや電子マネー払いを導入すると、もちろん手数料分はチケットや乗車券の価格を挙げなければなりません。買い手側も「じゃあ定価で買ったほうがいいじゃん!」となるので金券ショップの経営はあっという間に立ちいかなくなってしまうでしょう(苦笑)
- 現金払いのみ:安値でチケットを売ることができる
- 現金とクレジットカードに対応:手数料が上乗せになるのでチケットが高くなる
金券ショップの業界は同じくできるだけコストを削減して低価格化をしているので、クレジットカードに対応するのもまだまだ先になりそうですね。むしろ最後まで現金化を貫く世界なのかも知れません。
おわりに:金券ショップでクレジットカードを使うのは諦めよう
以上、金券ショップでクレジットカードや電子マネーを使うのは諦めよう...という記事でした。
くり返しになりますが金券ショップは利益率がとても低い業界です。一説によると2〜3%とも言われています。もはやクレジットカードの手数料より低いですね...。
これではクレジットカード決済の導入は夢物語なので「金券ショップは現金で!」と割り切って使いましょう。
本日は以上です!