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ブラックリストは返済してない、未払いだと消えない?放置しているとどうなるか解説します

2019年7月22日

 

「延滞でブラックリストになっちゃったけど、まだ返済してないんだよなあ。このまま放置しててもいいかな...?」

 

今回はこういった疑問にお答えしていきます。

 

クレジットカードや消費者金融の支払いをずっと滞納しているとブラックリストになりますが、そのまま支払いをせずに放置している人もいると思います(私も過去に1年ほど放置していたことがあります)。

 

そのまま返済してないとブラックリストの情報はどうなるのでしょうか?気になる人もいると思うので調べてみました。

 

 

返済してない、未払いだとブラックリストの情報はずっと残り続ける

 

 

まず結論からいうと、延滞したお金を返済しない限りブラックリストの情報はそのまま残り続けます。

 

返済していないというのは、支払いをせずにそのまま放置しているということ。そのままお金を完済しなければ一生ブラックリストのままです。

 

すべて払い終えればブラックリストの情報は数年で消える

 

「でもブラックリストって数年で消えるんじゃないの?」...という人もいるかも知れませんが、それは延滞しているお金をすべて払い終えた後の話。

 

あとからも説明しますが、延滞金を完済してから最大5年でブラックリストの情報は消えます。

 

『最大』5年と書いてますが、基本的にそれよりも早くブラックリストが解消されることはありません。期限より前に消えるのはなにかの手違いでブラックの情報が載ってしまったときのみです。

 

ずっとブラックリストでいたくなければ、未払いのお金は早めに返済してしまいましょう。

 

どうしても返済ができなければ任意整理や自己破産をするのも有効

 

もし「お金を返したいけど借金が膨れ上がってキツすぎる...」という人は、借金を減額、もしくは免除できる任意整理や個人再生、自己破産という選択肢もあります。

 

  • 任意整理:弁護士が貸金業者と話し合って借金の返済する額を減らす制度
  • 個人再生:裁判所に申し立てをして借金を減額してもらう制度
  • 自己破産:裁判所で所定の手続きをすることで借金を免除する制度

これらの制度をまとめて『債務整理』とも呼びます

 

もちろんただお金が減免されるわけではなく、一定期間ブラックリストになる等のペナルティはありますが、借金が多すぎてどうしようもないのであれば現実的な手段の1つだと思います。

 

借金問題に強い弁護士に相談してみるのベストですが、いきなり相談はハードルが高い...という人は匿名・無料・秘密厳守で使える『借金減額シミュレーター』をおすすめします。

 

 

借金減額シミュレーターはその名の通り、債務整理をしたときにどのぐらい借金を減らせるのかをいくつかの情報を入力して無料で診断できるサービス。

 

  • 借入の件数、金額、延滞の有無
  • 名前(実名でなくても可)、住んでいる都道府県、雇用形態
  • 電話番号、メールアドレス...など

 

これらの情報を入力すると「今の借金をどのくらい減らすことができるか」を算出してくれます。

 

あくまで診断なので実際の減額の内容とは異なるものの、この診断結果を元にして債務整理をするかどうか計画を立てやすくなりますね。また診断だけでなく、法律の専門家に借金についての具体的な無料相談をすることも可能。

 

希望する結果でなければ債務整理を依頼しなくてももちろんOKです。

 

「借金が多すぎて困っている」...という人は1度試しにシュミレーションをおすすめします。

 

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ブラックリストに当てはまるのは「借りたお金を長く返さなかった人」

 

 

一口にブラックリストといっても「自分がブラックかどうかわからない」...という人もいると思うので、早見表を用意しました。

 

ブラックリストになる人

  1. クレジットカードの支払いを3ヶ月 or 61日以上延滞する
  2. カードローン、その他ローンの支払いを3ヶ月 or 61日以上延滞する
  3. 携帯端末の分割払いを3ヶ月 or 61日以上延滞する
  4. 債務整理(任意整理、自己破産)などをする

ブラックリストにならない人

  1. 1ヶ月ぐらいクレジットカードやローンの支払いが遅れた
  2. 光熱費の支払いが遅れた
  3. 税金、各種保険の支払いが遅れた...etc

 

ざっくりまとめると、クレジットカードやカードローンのような借金の支払いを長い間返さなかった人がブラックリストになっています。

 

忘れがちなのが携帯端末の分割払いで、電話代と一緒に引き落とされるのでなかなか気づきませんがこれもローン契約に含まれます。

 

光熱費や税金をクレジットカード払いにしていたら、長く延滞するとブラックリストになります

 

1ヶ月ぐらいカードローンのお金を返せなくても(その履歴は残りますが)すぐにブラックリストになることはありません。クレジットカードでも同様です。

 

ブラックリストについてもっと知りたい人や、自分がブラックかもしれない...という人は以下の記事も参考にしてください。

 

ブラックリストとは一体何?原因といつ消えるか期間を解説!

  「ブラックリストってよく聞くけど、いったい何なんだろう?借金に関係するっていうのは知ってるけど...」   ...今回はこういった疑問にお答えしていきます。   「借 ...

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自分がブラックリストかどうかは信用情報機関で確認できる

 

ブラックリストは先ほども書いたように「借りたお金を長く延滞する」ことが原因です。延滞するとそれは「金融事故」という扱いになり、信用情報にデータが残ってしまいます。

 

信用情報とは...?

個人の「氏名、生年月日、性別、住所、電話番号」などの基本情報、そして「現在の借り入れ額、過去の返済履歴」といったデータを含めた情報のこと。クレジットカードなどを契約したときに申し込みの内容と履歴がCIC、JICC、KSCといった『信用情報機関』で保管、更新されます。

主に新規でクレジットカードやローンを審査するときに「この人と契約しても問題ないか」とカード会社やローン会社が判断するために使われます。

 

自分がブラックかどうかは、信用情報機関のデータを開示すればすぐに分かります。

 

ここからは、主にクレジットカードの会社が加盟会員になっているCICの情報を元に話を進めていきます。

 

CICのデータはネットや窓口で申請すれば開示して見ることが可能CIC公式サイトも参照)。以下は開示した私のデータです。

 

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いろいろと情報量が多いですが、とりあえず画像の赤丸と青丸のところがチェックできれば大丈夫です。

 

返済状況に「異動」があるとブラックリスト確定

 

まず、赤丸は「返済状況」。クレジットカードやローンの返済データがここに載りますが、3ヶ月(もしくは61日)以上の延滞をすると金融事故として『異動』と書かれブラックリスト入りです。

 

CICに加盟しているカード会社やローン会社は、審査のときに申込者のCICデータをチェックします。この異動情報があるとまず可決しません。

 

CICをチェックしない日本のカード会社は存在しないので、この異動の文字があるだけでかなり審査は難しくなります。

 

そして、青丸は「入金状況」。アルファベットは以下の意味を指します。

 

  • $:請求日までに入金があった
  • A:請求日までに入金がなかった

 

自分がブラックかも知れない、あるいはカードの審査になかなか通らないという人は、異動情報が書かれていたり、入金状況のどこかにAのマークが連なって並んでいるはずです。

 

ブラックリストは最低でも5年間は消えない

 

くり返しますがブラックリストは解除されるまでも長く、最低でも5年間は異動情報は消えません。以下はブラックリストになってから解除されるまでの期間です。

 

原因  CICから異動解除までの期間
3ヶ月(または61日)以上の延滞が未完済 延滞している間ずっと
3ヶ月(または61日)以上の延滞を完済 完済から5年
任意整理 完済から5年(関連記事
自己破産 免責決定から5年(関連記事)※

※ただし自己破産のデータはKSCでは10年間保存される

 

人違いや誤入力の訂正以外でブラックリストを期限より早く消す方法はありません。とにかく保有期限が解消するまで待つことです(こちらの記事も参照)。

 

借金の時効まで逃げ切るのはかなり難しい

 

クレジットカードの支払いをズルズルと先延ばしにしてる人の中には「時効まで逃げ切ろう!」...という方もいるかもしれません。

 

クレジットカードや消費者金融の支払いは5年待てば時効になるので払う必要はなくなります。しかし時効まで逃げ切るというのはハッキリ言って難しいです。

 

というのも、借金の時効は以下の理由でそれまでに経過した時間を中断できるから。

 

  1. 延滞金の支払い(少しの返済でも中断)
  2. 債権者からの訴訟
  3. 差し押さえ

 

中断というと途中でストップするイメージですが、実際はリセットと同じで時間はゼロに戻ります。時効がリセットするとまた最初からのスタートなので、カード会社などの債権者はいくらでも先延ばしにすることが可能です

 

そして延滞中は常に訴訟のリスクがあり、もし差し押さえになると財産が回収されてしまいます。しかも仮に時効を満了した(時効援用)としても、そこから5年間はブラックリストになってしまいます。

 

つまり時効前から最低でも10年間はブラックリストだということです。

 

ちゃんと借金の時効を迎えるのが難しくて心身に負担がとても高い上に、結局ブラックになってしまうなら、最初から素直に返しておくほうが得策ではないでしょうか。

 

クレジットカードや借金の時効についてもっと知りたい!...という人は以下の記事も参考にしてください。

 

クレジットカードはいつ時効になるの?滞納から逃げ切ることができるか解説

  「クレジットカードの支払いを滞納しちゃった...どれぐらいで時効になるんだろう?」   ...今回はクレジットカードの滞納はいつ時効になるのか?について書いていきます。   カードの返済ができずに ...

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おわりに

 

以上、延滞したお金が未払いだと一生ブラックリストだよ...という記事でした。

 

何度も言いますが返済ができるなら早めに対応して、もし金銭的に苦しければ「借金減額シミュレーター」も参考にしながら債務整理も視野に入れておきましょう。

 

借金の延滞中というのはどうしても余裕が無くなるので、心も体もハードだと思います。そういった方の参考に少しでもなれば幸いです。

 

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