「ブラックリストだけど、消費者金融でお金借りることってできるのかな?」
今回はこういった疑問にお答えしていきます。
金融事故でブラックリストになってしまうと、基本的にはどこからもお金を借りることができません。審査のときにブラックだということが一発でバレてしまうので消費者金融が嫌がるんですね。
...しかし、私もブラックリストを経験しましたが、大手の消費者金融(カードローン)と契約することができました。もちろんブラック期間中にです。
ブラックリストの人全員にあてはまるわけではありませんが、ブラックだけどお金ない!...という人は参考にしてください。
ブラックリストでもお金借りることができる消費者金融4社まとめ
まず結論から言うと、ブラックでも借りられる消費者金融4社は以下のとおりです。
- アコム
- アイフル
- レイクALSA(レイク時代に契約)
- プロミス
どれもCMでもよく見かける有名な消費者金融ですよね?
「大手だと審査が厳しそうだから、お金借りることはできないんじゃないの?」...と思っていましたが、私の経験上は意外とすんなり審査に通過しました。
他にもブラックでも借りられる企業はあるかも知れませんが、私はこの4社の審査に通ったので実体験としてまとめています
知名度の低い消費者金融だとちょっと借りるのに勇気がいるかもしれません。
ただ繰り返しになりますが今回紹介する消費者金融はすべて大手なので、信頼性も高いし、ATMも全国にあるので借りやすいし返しやすいのが強みですよね。
ブラックリストとは「借りたお金を返していない人」のペナルティのようなもの
では、そもそもブラックリストとはどんな状態なのでしょうか?この記事を読んでる人でももしかしたら勘違いしている方もいるかもしれないので、説明させていただきます。
最初にもちょっと説明しましたが、ブラックリストとは金融事故を起こして信用情報にキズがついている人のことを指します。
...これだけだとややこしいので、具体的にブラックリストになる人、ならない人をまとめました。
ブラックリストになる人
- クレジットカードの支払いを3ヶ月 or 61日以上延滞する
- カードローン、その他ローンの支払いを3ヶ月 or 61日以上延滞する
- 携帯の分割払いを3ヶ月 or 61日以上延滞する
- 債務整理(任意整理、自己破産)などをする
ブラックリストにならない人
- 1ヶ月ぐらいクレジットカードやローンの支払いが遅れた
- 光熱費の支払いが遅れた
- 税金、各種保険の支払いが遅れた...etc
ざっくりまとめると、クレジットカードやカードローンのような借金の支払いを返せなかった人がブラックリストになっています。
光熱費や税金をクレジットカード払いにしていたら、長く延滞するとブラックリストになります
つまり1ヶ月ぐらいカードローンのお金を返せなくても(その履歴は残りますが)すぐにブラックリストになることはありません。クレジットカードでも同様です。
ですから、もし記事を読んでいる人の中にお金を未払いしている人がいるなら、早めに返済をすることを強くおすすめします。
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ブラックリストかどうかは信用情報の開示で分かる
このブラックリストの情報は「信用情報機関」にデータが登録されています。
信用情報機関とは...?
私たちの個人情報、およびクレジットやローンの返済履歴などの信用情報を管理している組織のこと。日本ではJICC、CIC、KSCの3社が存在する。
ここからは、多くのクレジットカード会社、ローン会社、銀行が加盟会員になっているCICの情報を元に話を進めていきます。
このCICのデータはネット、郵送、窓口で申請すれば開示して見ることが可能(CIC公式サイトも参照)。ちなみにそれぞれの信用情報機関での開示手数料はこちらになります。
信用情報機関 | 開示手数料 |
CIC | インターネット:1000円 郵送:1000円 開示センター(窓口):500円 |
JICC | 窓口:500円 郵送:1000円 |
KSC | 郵送:1000円 |
以下はCICでネット開示した私のデータです。大阪近辺に住んでいる方がいるなら、大阪窓口での開示もおすすめです。
いろいろと情報量が多いですが、とりあえず画像の赤丸と青丸のところがチェックできれば大丈夫です。
返済状況に「異動」があるとブラックリスト確定
まず、赤丸は「返済状況」。
クレジットカードやローンの返済履歴がここに載りますが、上でも書いたように、3ヶ月(もしくは61日)以上の延滞をすると『異動』と書かれてブラックリスト入りです。
CICに加盟しているカード会社やローン会社は、審査のときに申込者のCICデータをチェックします。この異動情報があるとまず可決しません。
CICをチェックしない日本の消費者金融はまず存在しないので、この異動の文字があるだけでかなり審査は難しくなります。
そして、青丸は「入金状況」。アルファベットは以下の意味を指します。
- $:請求日までに入金があった
- A:請求日までに入金がなかった
自分がブラックかも知れない、あるいはカードの審査になかなか通らないという人は、異動情報が書かれていたり、入金状況のどこかにAのマークが連なって並んでいるはずです。
余談ですが私は1年以上もクレジットカードを延滞した経験があり、AAAAAAA...と連続で書かれていました。
ブラックリストは最低でも5年間は消えない
くり返しますがブラックリストは解除されるまでも長く、最低でも5年間は異動情報は消えません。以下はブラックリストになってから解除されるまでの期間です。
原因 | CICから異動解除までの期間 |
3ヶ月(または61日)以上の延滞が未完済 | 延滞している間ずっと |
3ヶ月(または61日)以上の延滞を完済 | 完済から5年 |
任意整理 | 完済から5年(関連記事) |
自己破産 | 免責決定から5年(関連記事)※ |
※ただし自己破産のデータはKSCでは10年間保存される
人違いや誤入力の訂正以外でブラックリストを期限より早く消す方法はありません。とにかく保有期限が解消するまで待つことです(こちらの記事も参照)。
引っ越しや結婚で情報が変わればブラックではなくなるというウワサもありますが、デマです
またブラックリストから消えることを「喪明け」といい、信用情報が真っ白になるので、まだ少し審査に通りにくい状態です。この喪明けでも作りやすいクレジットカードについては下の記事を参考にしてください。
ブラックでも審査に通りやすい消費者金融の特徴まとめ
では自分がブラックリストか分かる方法を伝えたところで、ここからは私の経験を元にブラックでもお金借りることができる消費者金融の特徴をそれぞれ解説していきます。
念の為注意していただきたいのが、決して誰でも借りられるカードローンではないということです。
ブラックにもチャンスはありますが、最終的には消費者金融の判断で決まりまることを覚えておきましょう。
アコム:唯一クレジット機能もあるカードローン
- 審査が最短30分、融資まで最短60分
- カードローンとクレジットカードの一体型で便利
- 誰にも会わずにスマホがあれば借り入れできる
- 最低返済額が3000円と安め
- カードローンとクレジットカードの限度額は共通
限度額 | 1 〜 800万円 |
金利(年利) | 3.0%〜18.0% |
返済額 | 3000円〜 ※ 1000円単位 (10万円の借入で35日ごとの返済の場合。コチラの返済早見表も参照) |
保証人 | 不要 |
パート・アルバイト | 借り入れ可 |
アコムは24時間365日申し込みOKの大手カードローン。ネットから事前に申し込みをしておけば最短60分で融資ができるようになります。
他の大手カードローンでも共通ですが、ネット振込に対応していたり、無人のATMでの借り入れもできます。人と会わずにカードローンを使えるのでストレスも少ないです。
また最初の借り入れから30日間は無利息のサービスもしています。すぐにお金が借りたい!...という人にはかなり便利なシステムです。
また、アコムの特徴としては最低返済額が3,000円と比較的安めなことと、クレジットカード機能とカードローン機能を一体型にできること。
クレジット付きカードローンは『ACマスターカード』と呼ばれてます
クレジット機能はここで紹介する4社の中では唯一なので、たとえばAmazonなどのネットショッピングを使うとき、すべてネット上で決済できるのでいちいちコンビニで代金を支払う必要もありません。私も使っていましたが、かなり手間が省けて楽になりました。
クレジットカード付きのメリットがものすごく高いので、ここで紹介する4社の中では1番最初に申し込むことをおすすめします。
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超ブラックでも借りられるカードローンはある!あの消費者金融は審査甘いのでおすすめです
「お金を借りたいけど過去に滞納してブラックリストになってるんだよな...。ブラックでも審査に通りやすいカードローンってあるのかな...?」 今回はこういった疑問にお答えして ...
アイフル:可もなく不可もなく
- 審査が最短30分、融資まで最短60分
- 誰にも会わずにスマホがあれば借り入れできる
- 契約日の翌日から30日間は利息無料
- 最低返済額は5,000円と高め
- 他社とくらべた特徴はそんなにない
限度額 | 1 〜 800万円 |
金利(年利) | 3.0%〜18.0% |
返済額 | 5000円〜 ※ 1000円単位 (10万円の借入で35日ごとの返済の場合。コチラの返済早見表も参照) |
保証人 | 不要 |
パート・アルバイト | 借り入れ可 |
アコムに並ぶ大手カードローンのアイフルも、ブラックの私でも通った消費者金融の一つです。
1年ほど利用しましたが、現在はすでに解約しています。そのため画像はありません。
アコムと同じで最短で60分でお金が借りられて、ネット・提携ATMなどの返済方法も豊富。いい意味では普通のカードローンで、悪く言えば特徴がないとも言えます。
また10万円を借りたときの最低返済額が、ここで書いている4社の中で5,000円と高め。
お金を借りるとしたら、申し込みの優先順位はそんなに高くないと言えるでしょう。
レイクALSA:半年間の無利息サービスが人気
写真はレイク時代に取得したカードです
- 審査が最短30分、融資まで最短60分
- 誰にも会わずにスマホがあれば借り入れできる
- 2つの利息無料プランが選べる
- 最低返済額が4000円とやや高め
- レイクALSAに社名変更後に成約率がやや下がった
限度額 | 1 〜 500万円 |
金利(年利) | 4.5%〜18.0% |
返済額 | 4000円〜 ※ 1000円単位 (10万円の借入で35日ごとの返済の場合。コチラの返済早見表も参照) |
保証人 | 不要 |
パート・アルバイト | 借り入れ可 |
レイクは契約翌日からの無利息プランが2つ選べるカードローンです。
- 5万円までの借入は180日間無利息
- 借入の全額は30日間無利息
紹介している4社の中では180日の5万円まで無利息期間サービスというのはトップの長さです。
「お金借りたいけどそこまで金額はいらない」...という人にとっては、レイクの半年間の無利息サービスはかなりお得だと思います。
デメリットとしては、2018年の4月に「レイク」から「レイクALSA」に社名変更後、カードローンの成約率が5%ほどさがっていること。以下はレイク事業を運営している新生銀行の四半期データブックからの引用です。
無担保ローン(レイク事業)2017年9月〜2019年3月成約率
- 2017年9月期:36.7%
- 2017年12月期:36.7%
- 2018年3月期:32.0%
- 2018年6月期:28.9%
- 2018年9月期:29.5%
- 2018年12月期:30.8%
- 2019年3月期:30.1%
引用元:https://www.shinseibank.com/corporate/ir/quarterly_results/quarterly_results_2018/pdf/4qfy18databook190515je.pdf
このように1年半の間にやや成約率の低下が見られます。私がブラックで審査に通ったのが社名変更前なので、今はもしかしたらかなりハードルが上がっているかもしれません。
プロミス:唯一カードレスで利用可能
- 審査が最短30分、融資まで最短60分
- 他の3社より上限の金利が低い
- 初回利用日の翌日から30日間は利息無料
- カードレスでお金が借りられる
- 最低返済額が4000円とやや高め
限度額 | 1 〜 500万円 |
金利(年利) | 4.5%〜17.8% |
返済額 | 4000円〜 ※ 1000円単位 (10万円の借入で35日ごとの返済の場合。コチラの返済早見表も参照) |
保証人 | 不要 |
パート・アルバイト | 借り入れ可 |
プロミスの特徴はなんと言ってもカードレスでお金が借りられること。WEB上でのやり取りに特化した内容で、これは他の3社にはないプロミス独自のサービスです。
もちろん上の画像のようにカードを発行してもらうことも可能です。
「お金を借りてることを身内にバレなくない!」「カードを持つのが面倒!」という人はプロミスのカードレスはかなりメリットがあるんじゃないでしょうか。
また少しだけですが、プロミスの上限金利は他社より低めです。
- アコム、アイフル、レイクALSA:18%
- プロミス:17.8%
特にお金を多く借りる人はわずかな差でも将来的には大きな額になるので、プロミスを利用すると手数料を抑えられます。
ブラックリストが大手消費者金融の審査に通るためのコツ
ここからはブラックリストだ上記の消費者金融4社の審査にちょっとでも通りやすくするためのコツについて書いていきます。
- 延滞金を完済しておく
- 収入のない無職は避ける
- 希望限度額はできるだけ抑える
- ブラックになってから1年ほどは申し込みを避ける
なお、これらの内容をすべて含めても落ちる可能性はまだまだ高いので、あくまで「通る確率をちょっとだけ上げる」ものだと思ってください。
延滞金があるなら完済しておく
延滞金を返し終わっていないブラックリストにお金を貸すローン会社はありません。
また、延滞したままだとブラック情報は消えないので、できるだけ早めに完済するようにしてください。
もし金額が多すぎて無理...という人は任意整理や自己破産なども視野に入れたほうがいいでしょう。
収入のない無職は避ける
収入がない無職の人は、アルバイトやパートでいいのでどこかに就職してから消費者金融に申し込みましょう。
ほとんどのカードローンでは「対象年齢以上で一定の収入がある方」という申し込み条件があり、無職だと基本的にお金を借りることができません。
専業主婦は配偶者に収入があれば申し込みができるものの、それでも対象のカードローンは限られます。
とにかく少しでも収入がないと申し込みのラインにすら立てないので、早めに就業するようにしてください。下記の『マッハバイト』なら採用決定で最大1万円のお祝い金(マッハボーナス)がもらえます。
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希望限度額はできるだけ抑える
カードローンでは総量規制といって、年収の3分の1までしか借り入れができません。
単純に言うと、「借入希望が多いほど審査もむずかしくなる」ので、できるだけ申込みでの限度額は抑えておくことをおすすめします。
以下は私が通った4社の希望限度額です。
- アコム:50万円
- アイフル:10万円
- レイク:10万円
- プロミス:5万円
アコムですでにある程度の限度額をもらえていたので、他はかなり抑えめに申請しました。今思えば、ここが審査に通った大きなポイントの1つだったんじゃないかと考えています。
ブラックになってから1年ほどは申し込みを避ける
ブラックリストになってから1年ほどは、どのカードローンも審査に通らないのではないかと私は推測します。
ブラックになってすぐの人にお金を貸しても、滞納されるリスクがかなり高いからだと思われます
私自身、アコムの申し込みはブラックになって約半年の1回目は落ちて、そこからさらに半年経った再申し込みでやっと通りました。つまりブラックから1年以上かかっています。
もちろん最終的には消費者金融の判断になりますが、とりあえずブラックから半年〜1年ほどは申し込みを我慢したほうが審査での印象も多少はよくなると思います。
おわりに
以上、ブラックでお金借りるときにおすすめな消費者金融を紹介しました。
何度も言うように絶対に借りられるカードローンではありませんが、お金に困ってる人は参考にしてもらえると幸いです。
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