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CICの異動情報が消えない!期限を過ぎても残っている場合はどうすればいいの?

 

「CICの『異動』って5年経ったら消えるって聞いたけどまだ残ってるんだよなあ。どうすればいいんだろ...。」

 

今回はこういった疑問にお答えしていきます。

 

クレジットカードを61日、もしくは3ヶ月以上延滞すると、信用情報機関のCICに「異動」のデータが登録されて『ブラックリスト』の状態になります。こうなるとクレジットカードやローンの審査にはまず通りません(こちらの記事も参照)。

 

この異動情報は登録されてから最低でも5年間は消えません。では、5年経っても消えていない場合はどうすればいいのでしょうか?

 

期限は過ぎてるはずなのにCICに異動情報が残っていて不安な人は参考にしてください。

 

 

異動が消えないのは期限が過ぎてない or 会社が気づいていないから

 

 

まず結論からいうと、5年経過してもCICに異動情報が残っている場合の原因は大きく分けて2つあります。

 

  1. まだ登録の期限が残っている
  2. 期限は過ぎたが会社が気づいていない

 

1の場合は正式な期限まで待つこと、そして2の場合は登録会社に訂正の連絡をすることが必要です。もう少しくわしく説明していきますね。

 

まだ登録の期限が残っているは消えるまで待つしかない

 

上でも書いたようにCICの管理する異動情報は最低でも5年間は残ります。ただ、延滞で異動になってしまった場合、その情報が消えるのは「延滞が始まった日」ではなく「延滞金をすべて返した日」から5年後です。

 

延滞から5年経過して「なんで異動が消えてないんだよ!」...という人でも、実はまだあと期限が1年残ってたなんて勘違いはよくあります。

 

たとえば、2014年の4月1日にクレジットカードの支払いを延滞して2015年の4月1日の完済したとしましょう。このケースで異動情報が消えるのは延滞がはじまった2014年ではなく、すべて返し終わった2015年から5年後の2020年4月1日です。

 

ココがポイント

間違い:異動情報が消えるのは延滞がはじまってから5年後

正解:異動情報が消えるのは完済してから5年後

 

まだ消える期限が来ていない場合、解決策はただ「待つ」のみ。ちゃんと5年経てば消えるのでもうすこしだけ我慢しましょう。

 

 

CICでの延滞の異動情報は「遅延解消日」の5年後に消える

 

ブラックリストは延滞だけではなく債務整理や自己破産などでも登録されてしまいます。それぞれの異動情報の解消日はこちらです。

 

 異動の原因  登録期間
3ヶ月以上の延滞 (未払い) 延滞している間ずっと
3ヶ月以上の延滞(完済) 完済から5年
債務整理 完済から5年
自己破産 免責決定から5年(JBAは10年)

 

CICの管理上は「債務がゼロになった日から数えて5年間」はブラックリストになっていると考えていいでしょう。

 

また延滞金を完済している人はCICの異動情報が載っている金融機関の開示データに「遅延解消日」が書かれています。そこから5年後にその金融機関の異動情報は消えると考えてOKです。

 

この開示結果だと異動情報は最長で「平成31年6月27日」までは残る

 

CICの開示にはネット、郵送、窓口の3つの方法がありますが、クレジットカードがなくて現金のみの人は窓口開示がおすすめです。下の記事でも解説しています。

 

CICの窓口開示をする場所と方法は?東京、札幌、仙台、大阪、名古屋、岡山、福岡の7つの支店で調べられます

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登録会社が気づいてないなら連絡して異動情報を消してもらおう

 

もう1つはちゃんと保有される期限がすぎて異動情報が消えてもいいはずなのに、なぜかCICにそのまま残っているケース。

 

これは上でも書きましたが、こちらから登録会社に連絡をして消してもらうしかありません。会社側が気づかないでデータがそのままになっていることもありますが、それでもこちらから問い合わせます。

 

登録会社:CICに異動情報が登録される元になったカード会社やローン会社のこと

 

つまり楽天カードが異動になっているなら楽天カード社、アイフルが異動になっているならアイフル社のコールセンターに電話をして「期限が過ぎたのにCICに異動が残っています。訂正してください」と伝えます。

 

「いやいやCICに確認して訂正してもらえばいいじゃん」...という人もいるでしょうが、CICはあくまでも個人情報を管理する組織。CICだけの判断で修正することはできません。

 

他にも「同姓同名の人違い」などで間違ったデータが登録されていても、訂正はCICのではなく登録会社に依頼します。ただ何か事情があって登録会社が訂正してくれないときはCICが調査をしてくれます。

 

また自己破産から期限が過ぎてるのにまだ異動情報が残っている人は、弁護士や裁判所が登録会社に免責の通知をしていないかもしれません。登録会社ではなく先に担当された弁護士事務所に連絡をすることをおすすめします。

 

 

おわりに

 

多くの人は期限が過ぎれば異動情報は消えるので、クレジットカードを申し込んだら通りやすくはなると思います。

 

それでも何度も審査に落ちてしまうのであれば、まだCICに異動と書かれているかも知れないので、1度開示をしてみましょう。

 

また自己破産の場合は別の信用情報機関である「JBA」に10年間データが残ります。つまり5年でCICの異動が消えても、まだ実質ブラックリストなのでかなり審査はきびしい状況だと思っておいてください。

 

 

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