「ライフカードデポジットって通りやすいって聞くけど、たまに『審査に落ちた』って口コミあるよね...。落ちる原因ってどんなのがあるんだろ?」
この記事ではこういった疑問にお答えしていきます。
2019年2月に登場した『ライフカードデポジット(Dp)』は、10万円の保証金(と5,000円の年会費)が必要な代わりにブラックでも無職でも作りやすい圧倒的な通りやすさで注目を集めているクレジットカードです。
【公式サイト】ライフカードデポジット(Dp)
限度額を保証金同じ10万円にすることで未回収のリスクを低くしている...ということから保証金さえ用意できるならほとんどの人がOKともいわれてますが、実際ネットの口コミではちらほら審査落ちの報告が上がっています。
では、どんな理由でライフカードデポジットの審査に落ちてしまうのでしょうか?調べてみました。
※ ライフカードデポジットの基本内容については「専用の記事」を用意しています。こちらも参考にしてください。
ライフカードデポジット審査に落ちた大きな原因まとめ
ライフカードデポジットのデザインは普通のライフカードと一緒です。画像は私が保有している有料ライフカード。
ライフカードデポジットに審査落ちする理由として、当サイト『ブラックリストのキリンです』で大きく影響していそうなものをピックアップしました。
- スコアリングが足りていない
- 氏名や住所の記入ミス
- ライフカードの社内ブラックになっている
- ブラック(法定免責)になってすぐに申し込んだ
それぞれ記事の後半で詳しく説明しています。
...「無職でも通る」「延滞中でも通る」なんて口コミも聞きますし、実際に他のクレジットカードとくらべても審査落ちした声はそこまで多くありませんが、さすがに誰でも100%審査に通るクレジットカードではありません。
そもそも絶対に審査が通る(=審査なし)クレジットカードなんて存在したら、きっと多くの人が踏み倒しをしてカード会社の資金がショートしてしまいます。
これからライフカードデポジットを作ろうという人はそこを勘違いしないようにしましょう。申し込みは自己責任です。
【関連記事】必ず審査が通るクレジットカードはあるの?
スコアリングが足りていない
ライフカードデポジットだけでなく、全クレジットカードの審査をする上で非常に重要なのがこのスコアリング。
言ってしまえばクレジットカードの審査落ちはすべて、このスコアリングが足りていないことが原因です。
スコアリングとは...?
クレジットカード申込者の年齢、雇用形態、年収、勤続年数、返済の履歴などを点数化するシステムのこと。たくさんの申込みの情報を機械によって「その人に支払い能力があるか」を効率的に判断させるために生まれました。
大学受験のように合計点数のランクによってカード発行の可否が分かれる上に、限度額もスコアングによって決まります。
カード会社によって細かく違いますが、だいたい以下の個人情報がスコアリングの基準になっています(★マークは強く影響する項目)。
- 年齢
- 配偶者の有無
- 子どもの有無
- 居住形態
- 居住年数 ★
- 雇用形態 ★
- 年収 ★
- 会社の規模
- 社員数
- 勤続年数 ★
- 他社の契約数 ★
- 借入状況 (他社の借金)★
- 延滞履歴 ★
- 申し込み履歴 ★
...たとえば雇用形態であればアルバイトよりも正社員のほうが収入が安定しているので点数が高くなり、借入状況も少ないほど支払いに困っていないということで高評価になります。
こんな感じでそれぞれの項目に応じて点数を付けていって、その総合点でカードを発行するか決めているんですね。
スコアリングの傾向としてはどれか1つの要素が足を引っ張って落とされるよりも、いくつかの項目の点数が低さが重なって可決のボーダーラインを割ってしまった...というケースのほうが多いです。
例外として、ライフカードデポジットでは説明する「免責を受けてすぐの申し込み」や「ライフカードの社内ブラック」は、それだけでスコアリングに大きなマイナスです。
他の審査落ちの理由に身に覚えがない人は、もしかしたら自分の支払い能力が低いのではないか...と考える必要があります。
もちろんスコアリングを良くするために虚偽の申し込み内容(無職なのに就職してると嘘をつく等)の記入は、悪質なケースだとバレたら審査落ちになるのはもちろんそのカードが半永久的に作れなくなる可能性があるので絶対にやめましょう。
スコアリングについては外部リンクですが以下の記事が参考になるのでおすすめです。
【参考記事(外部リンク)】クレジットカード審査のスコアリング
氏名や住所などの記入ミス
スコアリング以外でよくある審査落ちの原因がこれ。
いくら属性に問題がなくても、申し込みで書いた氏名や生年月日、住所が免許証などの本人確認物と違っていればダメです。当たり前ですが不正利用のリスクがある以上、情報が一致してないとカードは発行されません。
よくある記入ミスとしては住所を郵便番号で自動入力したら「◯◯1丁目」まで出てきたのに、その続きでうっかり「1丁目2番地3号(あるいは1-2-3)...」と続けてしまうケース。これは丁目が重複してるので審査落ちになります。
場合によってはカード会社から訂正の連絡があるかも知れませんが、審査する側も毎日たくさんの申し込みが届くので、いちいち記入ミスは確認せずに一括で否決されるリスクもあります。
記入漏れがないように申し込み完了前にしっかりと自分で確認しましょう。
ライフカードの社内ブラックになっている
延滞や任意整理、自己破産になった借入先にライフカードが含まれていると、社内ブラックとなってしまい審査に通らない可能性がかなり高いです。
社内ブラックとは...?
その名の通り、カード会社の社内だけで保有しているブラックリストのこと。過去にその会社に対して延滞や債務整理をした人の情報が登録されるといわれているが、その基準はカード会社ごとに違うので実態はわかっていません。
金融事故のブラックリストはきちんと手続きすれば5〜10年で解消されるが、社内ブラックは半永久的に保管することができるので、そのカード会社の扱うクレジットカードは一生通らない可能性があります。
他社での延滞ならともかく、自社のサービスを支払わなかった過去がある人を通すのはなかなかリスクがありますから仕方がいないでよね。
ライフカードを延滞したかなんて覚えてない!...という人はCICで信用情報を開示してみることをおすすめします。
一方で、ライフカードの親会社であるアイフルのカードローンで過去にトラブルがあった人でもライフカードデポジットの審査に通っている例もあります。
- ライフカードの社内ブラック:審査にはまず通らない
- アイフルの社内ブラック:審査には通る?
親会社と子会社で同じグループとはいえ、社内ブラックの情報は共有していないのでしょうか?このあたりはよく分かりません...。
ブラック(法定免責)になってからすぐに申し込んだ
いくらライフカードデポジットはチャンスがあるといっても、さすがにブラックになった直後に申し込むと審査落ちする可能性は高く、特に自己破産で法定免責になった人が否決された事例はよく聞きます。
逆に延滞でブラックになった場合、(延滞金の完済 / 未完済は関係なく)法定免責ほど審査落ちしたという声はそこまで聞きません。とはいえ、すぐにクレジットカードが欲しいということでなければ、こちらもしばらく様子見がベストでしょう。
私もブラックリストの頃にアコムの「ACマスターカード」を作った経験がありますが、ブラックになって半年経った申し込みのとき1度否決されてます。そこからまた半年経過(つまりブラックから1年後)して再度チャレンジして通りました。
ライフカードデポジットに通る確率を上げたいなら、できればブラックになってから半年後、より万全を期すなら1年は待つことをおすすめします。
1年も待つというのはかなり長く感じますが、そもそも自己破産をしてからまたカードの審査に通るようになるまでには本来であれば10年間かかります。
【関連記事】自己破産して10年間はクレジットカード作れないって本当?審査に通らないのか解説します
そう考えると、その10分の1の時間を耐えれば作れるチャンスが生まれてくるというライフカードデポジットはまさに革命的だと言えるでしょう。
申し込むときは否決されないように自分のスコアリングを上げておこう
こんな感じでライフカードデポジットの審査落ちで考えられる原因をまとめましたが、これらは自分のスコアリングを上げることでだいぶ改善ができるようになります。
たとえば「無職でも通りやすい」「延滞中でも通りやすい」と上でも書きましたが、当然ながら無職よりも仕事をしている方が、延滞金は完済していたほうがもっと通りやすいに決まっています。
借入金を返すときは「総額」を減らすよりも「件数」を減らすことを重視しましょう。件数が少ないほどカード会社への印象が良くなります。
もちろんそれぞれの生活があることなので無理にとは言いませんが、特にブラックリストにとっては手に入る可能性がある貴重なクレジットカードの1つなので、できるだけ万全の状態で申し込みたいですね。
もしこのカードに落ちてしまったらしばらくはクレジットカードを作ることは諦めましょう。
ただそれは、審査が通りやすいことの裏返し。どうしてもクレジットカードやETCカードが欲しいけど、他社のカードに落ちてしまった...という人にはおすすめです。
おわりに
以上、ライフカードデポジットの審査落ちの理由をまとめました。
審査落ちの原因を自分に当てはめてみて、カードを申し込むときの対策を立てていただければと思います。
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